寒さの中4、5時間もご来光を待つことになれば「ものすごくリスク」
「山小屋を予約している方もおられますが、多くの方がご来光を目指す弾丸登山だと思います。ゆっくり行く考えかもしれませんが、宿泊しなければ、山小屋では外でしか休憩できません。山頂までは、平均で6、7時間かかりますので、結局、夜中の0時や1時に早く山頂に着いてしまいます。そうしますと、一番寒い中で4、5時間もご来光を待つことになります。真冬の世界で、体感は氷点下になりますので、ものすごくリスクがありますね」
低体温症になる人が続出して、もう登らないように伝えられていたため、スタッフらは、男性らに行かないように勧めた。それでも行くなら、出発を遅らせるようにお願いしたという。
男性2人は、いったんインフォメーションセンターに戻ったが、フランス人の女性2人は、そのまま行った可能性があるとした。
「外国の方は、富士山の情報があまり得られておらず、旅行中のため日程を変えられずに登ってしまうことがあるのだと思います。ビニール合羽などで登る人も、外国の方が多い印象ですね。今回のことは、英語のツイッターで先に伝えました。もっとも、自分で判断して、途中から降りてこられた方もいらっしゃいます」
(J-CASTニュース編集部 野口博之)