富士山でビニール合羽「絶対NGです!」 汗かけば体冷え、さらに...環境省に聞いた本当の恐ろしさ

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蒸れて汗をかくと体が冷え、岩でビニールが破れてしまう

   写真を投稿した環境省の富士五湖管理官事務所の担当者は8月10日、J-CASTニュースの取材に対し、9日は天気が悪かったため、午後から五合目の現地へ見に行ったと明かした。

「登山者は多くなかったものの、ビニール合羽姿の人たちは、数十人単位でいましたね。富士山では、珍しい光景ではないです。しかし、登山用ではない簡易的なもので、ビニールの素材はNGです。中が蒸れて汗をかくと、体が冷えてしまいます。耐久性もなく、岩に当たってビニールが破れたり、風で煽られてボタンが取れたりします。雨の後、富士山の登山道に残骸が落ちているのをよく見かけますね」

   体が濡れて、風に当たり続けると、低体温症になって、命にも関わるようだ。

   これに対し、登山用のレインウェアやレインジャケットは、ゴアテックスなど汗を逃がす透湿性の素材で作られており、手首や足首の部分は、ベロクロやボタンで閉められるため風を通さないという。

   スタッフが声をかけた男性2人は、20代ぐらいの日本人だったといい、奥の女性2人はフランス人だった。

   9日の18時15分ごろのことで、男性らが夜中に富士山に登ることについて、こんな見方をした。

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