日大アメフト部「早期再開」学長意向にネット反発も 大学部活、過去の無期限活動停止から再開までの期間は?

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   日本大学アメリカンフットボール部の部員が違法薬物を所持した疑いで逮捕された事件に関し、同部は無期限活動停止処分となっているが、2023年8月8日の会見で酒井健夫学長は「事件が解明したら、できるだけ早い時期にスポーツの現場を取り戻していきたい」と発言した。ツイッター(現・X)上では大学側が早期再開させたい意向を示したことに反発の声が寄せられるとともに、活躍再開時期に注目が集まっている。過去に違法薬物の所持や使用が原因で無期限活動停止となった3つの大学の部活がいつ再開したのか、振り返ってみた。

  • 日本大学公式サイトより
    日本大学公式サイトより
  • 酒井健夫学長(日本大学公式サイトより)
    酒井健夫学長(日本大学公式サイトより)
  • 日本大学公式サイトより
  • 酒井健夫学長(日本大学公式サイトより)

近畿大サッカー部、東海大野球部、日大ラグビー部の活躍再開時期を振り返る

   近畿大学サッカー部は部員が大麻を使用していたことを受け、20年10月1日から無期限の活動停止となったと当時報じられた。当初は大麻を使用したのは部員5人とされていたが、その後新たに使用や関与している者が見つかり、21年2月に大学が部員計9人を処分したと報じられた。

   報道によると同部は21年8月に活動再開しており、活動停止期間は約10か月だった。

   東海大学硬式野球部は、20年10月17日に大学公式サイトで、複数部員の大麻使用が確認されたため無期限活動停止処分となったことを発表した。さらに当時は首都大学リーグの秋季リーグが開催中だったが、「首都大学野球連盟に今季リーグ戦残り試合の出場辞退を申し入れ、同日受理されました」ともしている。

   その後、同部は21年2月2日に公式サイトで活動再開を発表。20年12月に警察の捜査が終了し、21年1月17日に日本学生野球協会からの対外試合禁止処分が解除されていたとしていた。活動停止期間は約3か月半だった。

   日本大学ラグビー部は20年1月20日に、部員が法令違反により逮捕されたことを受け、同部を無期限活動停止にすると公式サイトで発表。同日、部員の1人が大麻取締法違反(所持)の疑いで逮捕されたと報じられている。

   同部は3月11日に公式サイトで活動再開を発表。「再発防止に向けた体制が整ったことなどを踏まえ,個人練習の範囲から活動再開する」とし、対外試合は4月末日まで自粛するとした。活動停止期間は約2か月だった。

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