「後半勝負に持ち込まれる展開になったら分が悪い」
そして「私がコーチ時代に携わったチームで何度も走塁でボーンヘッドを繰り返す選手が何人かいました。その多くは自分が悪いと思っていないので対策が立てられない。ましてこれだけキャリアを積んできている選手がボーンヘッドをやるということは今更指導してどうのこうという話ではない。思考回路の問題だと思います」と語った。
阪神との初戦は菅野智之投手(33)が3回持たずに降板。6回に1点差に詰め寄るも8回に2点を追加され6-7で惜敗した。2戦目は1点ビハインドの7回に中田翔内野手(34)の2ランで逆転するも延長の末敗れた。
橋上氏は「救援陣の整備ができていない状況なので後半勝負に持ち込まれる展開になったら分が悪い。7回、8回、9回の3イニングをどうしのぐか。まだまだ課題が残る。今いるメンバーで急に抑えられるということはないでしょうから、試合の序盤に点を多く取って先行逃げ切りパターンしかないでしょう」と分析し、次のように続けた。
「この2戦の負け方はかなりダメージの残る負け方だと思います。初戦はエースの菅野投手が早い回でノックアウトされて負けました。2戦目はグリフィン投手が好投したが、今シーズンの課題である中継ぎ勝負で負けた。首位との10ゲーム差は逆転不可能ではないですが、現状ではかなり厳しいと思います」
10日に東京ドームで予定している3戦目は今季10勝をマークしている戸郷翔征投手(23)が連敗ストップに向けて先発のマウンドに上がる。