羽生結弦めぐるコラムに批判も...別物強調? 「AERA編集部ではなくAERA dot.編集部から出されたもの」SNSで説明

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   週刊誌「AERA」(朝日新聞出版)最新号が、五輪2大会連続金メダリストでプロフィギュアスケーターの羽生結弦さん(28)を表紙に起用し、異例の売れ行きを見せている。

   そんな中で、羽生さんについて「苦手」だとするコラムが朝日新聞出版のニュースサイト「AERA dot.」に掲載され、批判が殺到している。AERAがX(旧ツイッター)で「AERA編集部ではなくAERA dot.編集部から出されたものです。AERA編集部は今後も、羽生結弦さんの活躍を真摯に伝えてまいります」と、AERAとAERA dot.は別物だという点を強調する事態になっている。

  • 羽生結弦さん(2018年撮影)
    羽生結弦さん(2018年撮影)
  • 羽生結弦さんを表紙に起用したAERA 8月14-21日合併号は、異例の売れ行きを見せている(写真は朝日新聞出版のプレスリリースから)
    羽生結弦さんを表紙に起用したAERA 8月14-21日合併号は、異例の売れ行きを見せている(写真は朝日新聞出版のプレスリリースから)
  • 羽生結弦さん(2018年撮影)
  • 羽生結弦さんを表紙に起用したAERA 8月14-21日合併号は、異例の売れ行きを見せている(写真は朝日新聞出版のプレスリリースから)

発売前に重版決定→直後に結婚発表

   朝日新聞出版は2023年8月3日夕方、8月7日発売のAERA 8月14-21日合併号で、羽生さんが表紙と巻頭特集に登場することを、表紙の画像とともに発表。翌8月4日正午過ぎには

「表紙画像を解禁したところ、予想をさらに上回る大きな反響を呼び、朝日新聞出版は、週刊誌としては異例の発売前重版を決定しました」

とする続報も出した。この日の23時11分には羽生さんが結婚を発表し、最新号への注目はさらに高まった。AERA表紙を印刷したポスターを書店に配り、掲示されている書店名をXで拡散するなど、販促活動を加速させていた。

   そんな中、8月9日夕にAERA dot.に掲載されたのが

「個人として結婚しても『羽生結弦』は永遠のプロジェクト? 入籍宣言が重たい」

と題して掲載されたコラム。作家の北原みのりさんの連載「おんなの話はありがたい」の記事だ。北原さんはXで、掲載記事を引用して

「なんか少しモヤモヤするんですよね。女は意外に『羽生結弦』が苦手なのではかいかと思ったり」(原文ママ)

と解説している。

   この記事を不快に思う羽生さんのファンは多かったとみられ、AERAが誌面掲載の羽生さんインタビューを紹介するXの書き込みにも、コラムへの批判が寄せられた。その多くは日本語だが、英語でも

「失望した」
「AERAは記事で羽生さんを中傷している」
「なぜあんな記事の掲載を許したのか」

といった声が寄せられた。

「AERA」は「朝日新聞出版のコンテンツを統合するアイコン」

   AERAとしては、AERAとAERA .dotは別物だと説明している。8月9日23時に掲載されたAERAのXのポストでは、

「AERA dot.に掲載された羽生結弦さんに関するコラムについてご意見をいただいております」

とした上で、

「今回の記事は、AERA編集部ではなくAERA dot.編集部から出されたものです。AERA編集部は今後も、羽生結弦さんの活躍を真摯に伝えてまいります」

としている。

   朝日新聞出版が発表する人事では、「AERA dot.編集長」と「アエラ編集長」は別々になっており、編集権は独立しているとみられる。

   ただ、AERAとAERA.dotの関係は密接だ。AERA dot.は12年10月、「dot.(ドット)」としてオープン。当時、

「朝日新聞出版が発行する週刊誌『週刊朝日』や『AERA』に掲載された様々な話題を、わかりやすくまとめた記事」

がメインコンテンツだと説明していた。今のAERA dot.に改称・リニューアルしたのは17年5月で、

「ラテン語で『時代』を意味する『AERA』を朝日新聞出版のコンテンツを統合するアイコンとし、『時代の主役たちが結集』というコンセプトのニュースサイト」

だとしていた。

   AERA dot.の23年7~9月版の媒体資料では、

「メインターゲットは30~40代の働く男女。教育・医療分野に強く、女性比率が高いのも特長。『AERA』など雑誌からの記事はもちろん、WEBオリジナルのコラムやニュースも発信」

と説明している。

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