くら寿司「課金システム」が「優良」と話題 ビッくらポン!当たる確率アップ、一部店舗で試験導入

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   回転寿司チェーン・無添くら寿司に「課金システム」ができている――。「ビッくらポン!」をめぐる新たな試みがツイッター(現・X)で話題となっている。

   いったいどんなシステムなのか。J-CASTニュースはくら寿司(大阪市)の担当者に詳しい話を聞いた。

  • ビッくらポン!プラスを選択するタッチパネル(こげねこさんのツイッター(@suteneko1027)より)
    ビッくらポン!プラスを選択するタッチパネル(こげねこさんのツイッター(@suteneko1027)より)
  • ビッくらポン!プラスを選択するタッチパネル(こげねこさんのツイッター(@suteneko1027)より)

「ビッくらポン!プラス」は一部店舗で実験的に導入

   反響を呼んでいるのは、ツイッター(現・X)ユーザーの「こげねこ」(@suteneko1027)さんが2023年8月4日に投稿した「ビッくらポン!の遊び方を選ぶ」というタッチパネルの写真。画面には「通常の当たり確率でビッくらポン!を遊ぶ」「確率UP!ビッくらポン!プラス 寿司皿一皿+10円(税込)で3回に1回当たる設定で遊ぶ」「ビッくらポン!で遊ばない」「店員に聞く」という項目がある。

   くら寿司の「ビッくらポン!」とは、食べ終わった皿を各テーブル備え付けの皿回収口へ投入すると、5皿に1回ゲームにチャレンジできるシステム。「当たり」が出るとカプセルが出てきて景品が貰える仕組みだ。

   今回話題となったのは、上記タッチパネル画面にあった「ビッくらポン!プラス」(以下「プラス」)。7日の取材に応じたくら寿司担当者によると、「プラス」を選ぶと商品価格が10円加算して表示される。価格が上がる分、3回に1回は景品が当たるという。

   チャレンジできる回数は通常の「ビッくらポン!」(以下「通常」)と同じ5皿で1回。最初に「プラス」モードを選択すると、専用メニューに切り替わる。途中変更はできず、その後全てのメニューに「プラス」モードが適用されるとする。「プラス」の導入により、「通常」の当たる確率が下がることはないという。

   投稿者のこげねこさんは7日、取材に対し、4日昼にタッチパネルの写真を撮ったと明かした。「プラス」の感想を次のように明かす。

「150円で確定は少々高いかもしれませんが、 いろいろなところとコラボをやっているので、グッズが欲しい人にとっては良いと思います! 面白そうだったので、使ってみたところ3回に1回は確実に当たりました!」

   ツイッター上では

「優良課金システム」
「ビッくらポン目当て 低予算 少食 からするとプラスシステムの方がありがたいむしろ救済」
「良いと思う」
「なにこれ課金制おもろい」

といったコメントが寄せられている。

   くら寿司担当者に「プラス」の導入日を尋ねると、公式リリースの日は7日時点で決まっていないと明かした。現在は一部店舗で実験的に導入しているという。導入経緯は次のように説明した。

「お客様に喜んでもらえるように導入しました。導入が確定しておらず、もしかしたらなくなってしまうかもしれないので、あまり語れないのですが...」

「お客様に好意的に受け取っていただけるのは、ありがたいです」

   「ビッくらポン!」は、商品をスマートフォンで注文するとスマホでも遊べる。担当者によると「サイドメニューも『ビッくらポン!』で遊べるゲームの対象になるので、スマホで注文した方がお得です」という。一方、店舗タッチパネルとスマホでの注文回数は合算されず、「プラス」の当たり回数はそれぞれでのチャレンジ3回につき1回だという。

   もちろん「通常」でも5皿で1回チャレンジして景品が当たる可能性があるため、「プラス」よりも先に当たることもあるという。「プラス」は15皿に1回は当たるので景品の数が欲しい人向けだとした。

   ツイッターで称賛の声が多くあがっていることへの受け止めを聞くと

「あくまでも『ビッくらポン!』は食事に対してのおまけで、少しでも楽しんでもらえるように導入しています。それを目的に利用していただいているお客様もいる中で、実験として『ビッくらポン!プラス』をやらせていただいて、お客様に好意的に受け取っていただけるのは、ありがたいです」

と話した。今後のことは、利用客の反応を見ながら決めていきたいという。

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