「我々にはフジが必要だ」藤浪晋太郎の圧巻リリーフを監督絶賛 165.1キロに地元メディアも興奮

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   大リーグ・オリオールズの藤浪晋太郎投手(29)が2023年8月6日、本拠地オリオール・パークで行われたメッツ戦の8回に登板し、大リーグ自己最速の102.6マイル(165.1キロ)をマークした。

   2点リードの4番手として登板し、先頭のピート・アロンソン内野手(28)を3球三振に仕留めると、D.J.スチュワート外野手(29)には2球連続162キロの直球でストライクを取り、最後は165.1キロの速球で空振り三振。続くオマー・ナルバエス捕手(31)をショートフライに打ち取った。わずか9球で3人の打者を封じ込めた。

  • 藤浪投手(写真:AP/アフロ)
    藤浪投手(写真:AP/アフロ)
  • 藤浪投手(写真:AP/アフロ)

「今まで見たフジの中で最高の投球だった」

   9回はフェリックス・バティスタ投手(28)が締めて2-0で勝利。5投手の継投でメッツ打線を4安打完封し、ア・リーグ東地区の首位を堅守した。

   オリオールズの地元メディア「Baltimore Banner」(WEB版)は、藤浪がマークした165.1キロの速球に関して、「藤浪はオリオールズのフロントがトレードで獲得した理由を示した」と称賛した。

   そして「藤浪はプレッシャーのかかる状況にも対応できる投手であることを証明した」とし、「今シーズンこのような活躍が続けば、アスレチックスから藤浪を獲得したオリオールズの価値はさらに高まるだろう」と期待を込めた。

   藤浪は大リーグのルーキーイヤーとなる今季、アスレチックスでキャリアをスタートし、7月19日に交換トレードでオリオールズに移籍。7月21日のレイズ戦で移籍後初登板し、1回を投げ1安打1失点1奪三振だった。

   地元野球専門メディア「baltimorebaseball.com」(WEB版)によると、オリオールズのブランドン・ハイド監督は「今まで見たフジの中で最高の投球だった。ファンタスティックで圧倒的なものだった」と感嘆し、「我々にはフジが必要だ」とコメントしたという。

   藤浪は今季42試合に登板し5勝8敗4ホールドで防御率は7.76となった。

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