「X」になっても日本人は「Twitter」と呼び続ける? 名称変更の戸惑いアレコレ

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   2023年7月、「Twitter」のサービス名が「X(エックス)」に変更され、Xユーザー(旧Twitterユーザー)の間に大きな動揺が広がりました。

   この名称変更に伴って、連日さまざまな角度の話題が拡散され盛り上がっています。

   ツイートまとめサービスのTogetterが解説する「3分くらいでわかる週刊Twitterトレンド【J-CAST出張版】」。今回は「Xへの名称変更とユーザーの反応」について掘り下げます。

  • X公式アカウントより
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Xになるなら、日本法人は「X JAPAN」に!?

   旧Twitterが「X」へと名称変更する前の2023年4月には、かつての米Twitter社はイーロン・マスク氏が保有する「X社」に統合され、すでに企業としては存在していませんでした。

   この発表から「Xへの名称変更」に対する話題がユーザーの間でも出てくるようになりました。中でも盛り上がったのは「Twitter→X」となるならば、Twitter社の日本法人「Twitter Japan」は「X JAPAN」になるのか!?という話です。

Twitter社は「X社」に統合され既に消滅していたことが判明→じゃあTwitter JapanじゃなくてX JAPANじゃん!となりTwitterが紅に染まった - Togetter

   日本人なら「X JAPAN」と聞けば真っ先に同名のロックバンドを思い浮かべる人のほうが多いでしょう。「X JAPAN」の代表曲にかけて、「ロゴが赤い鳥になる」「イーロンに染まった この鳥を 慰める奴はもういない」などと次々とコメントが続き、大喜利状態となりました。

   「X JAPAN」メンバーのYOSHIKIさんもこの話題について「#XJAPAN 商標登録してあると思うけどなー」と反応。ますます日本法人の名前がどうなるか、動向に注目が集まりました。

   2023年8月4日時点で、X社の日本法人が運営する公式アカウント名は「Japan」、IDは「@TwitterJP」となっており、「X」の字はアカウントのプロフィール画像にのみ表示されている形になっています。

"青い鳥"のデザイナーによる制作秘話に反響

   Xへの名称変更に関する話題と共に、特に注目されたのは、旧Twitterを象徴する"青い鳥"のロゴの変更です。

   小鳥をモチーフにしたかわいらしい旧ロゴに愛着があった人が多いようで、「X」のシンプルなロゴへの切り替えを惜しむ声が多数寄せられました。

   そんな中、旧ロゴのデザインを手がけたデザイナーの1人であるマーティン・グラッサー氏が、"青い鳥"が誕生するまでの制作秘話を投稿し、日本でも話題に。

『 Twitter』の名称が『X』へ変更。ロゴも変わる→青い鳥の制作者が、ロゴが完成するまでの道程を語る- Togetter

   鳥がモチーフとは決まっていたものの、当初はもっと複雑なデザインを考えていたところ、創業者のジャック・ドーシー氏から「シンプルに」と求められたと語るグラッサー氏。さまざまな鳥の描画を経て、最終的に円のみで構成されるあの"青い鳥"が生まれたそうです。

   この一連の投稿に、「100年くらい使ってもいいぐらい素晴らしいロゴだったのに」「きちんと考えられて作られたマークが、まさか出来合いフォントになるとは」などと、旧ロゴを称賛する声が飛び交いました。

歌人俵万智さんも憂いの短歌で反応

   青い鳥に関する話題として、長年にわたり旧Twitterを愛用してきた歌人の俵万智さんが、皮肉交じりの短歌を投稿して反響を呼びました。

「言の葉を ついと咥(くわ)えて 飛んでゆく 小さき青き鳥を忘れず」
「このままで いいのに異論は 届かない マスクの下に唇をかむ」

素人がTwitter改名大喜利で盛り上がる中、俵万智さんの短歌がさすがはプロの感性と表現力で圧倒的優勝だった- Togetter

   短歌としての美しさはもちろんのこと、「ついと(ツイート)」「小さき青き鳥」「異論(イーロン)」「マスク」など、三十一文字の中に見事に関連キーワードがちりばめられています。

   「言葉遊びとはこうやるんだよ、とプロが強烈なやつをぶちかましてきた」「風刺だけど品がある。この塩梅は凄い」「2首詠んでるのは、もしかしてツイ句ってこと?」等々、コメント欄では賞賛をはじめさまざまな反応が飛び交いました。

日本人は「今後もTwitterと呼び続けるのでは」説

   Xへの名称変更にあたって「Xになっても結局我々は今後もTwitterと呼び続けるだろう」と予想する声もありました。

   その理由として日本人の「親しい呼称を使い続けてしまう」国民性をあげる声が少なからず出ました。たとえば、「写メ(写メール)」という言葉をスマホに世代が切り替わった今でも使い続けていたり、輸入雑貨店の「ソニープラザ」の名称が「プラザ」に変更されてから10数年が経過しているにもかかわらず、いまだに当時の略称「ソニプラ」と呼んでいる人が多かったり、といったさまざまな類例が寄せられて盛り上がりました。

Xに名前が変わっても我々はずっとTwitterと呼び続けるだろう「否定できない(笑)」よく考えればその通りな例が続々-Togetter

   日本での旧Twitterユーザーの数は、他国と比べても高水準だと言われています。「Twitter」は、それだけ多くのユーザーがサービス開始から長年親しんだ呼称ということもあり「X」への変更に対する戸惑いはしばらく続きそうです。

   以上、Togetterがお送りする「3分くらいで分かる週刊Twitterトレンド【J-CAST出張版】」でした(この連載名も週刊Xトレンドに変更する必要があるかも...?)。今回紹介したTogetterまとめを振り返りたい方はこちらからどうぞ。次回もお楽しみに。

【まとめ一覧】

Twitter社は「X社」に統合され既に消滅していたことが判明→じゃあTwitter JapanじゃなくてX JAPANじゃん!となりTwitterが紅に染まった - Togetter

『 Twitter』の名称が『X』へ変更。ロゴも変わる→青い鳥の制作者が、ロゴが完成するまでの道程を語る- Togetter

素人がTwitter改名大喜利で盛り上がる中、俵万智さんの短歌がさすがはプロの感性と表現力で圧倒的優勝だった- Togetter

Xに名前が変わっても我々はずっとTwitterと呼び続けるだろう「否定できない(笑)」よく考えればその通りな例が続々-Togetter

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