「気に入っている子、嫌っている子がはっきりしていて...」
ジャニー氏のボディタッチ等の行動を見たのであれば、合宿所以外ならどこで、いつ、どういう行為があったか問われると、志賀泰伸さんは「そういうことが性被害かもわからない歳だったので、子どもなりに『人に伝えていいのか、自分の中では言っちゃいけないことなんだ、ジャニー氏はこういう大人なんだ、世の中にはこういう大人もいるんだ』と割り切って10年ほど所属し、CDも出しました」「ジャニーさんがそれ以外の場で、そういう行為をしていたかはあまり見た記憶がないです」と明かした。
中村一也さんは「記憶の中では、ボディタッチはなかったです。レッスン生として初期のころからジャニーさんは常にいた状態です。自分の時は合宿所という認識ではなく、ジャニーさんの家でした。気に入っている子、嫌っている子がはっきりしていて、『あの子は呼ばないでね』そういったことははっきりしていて、好きな子だけ持ち帰るという感じです」と話した。
平本さんは「僕自身もジャニー喜多川氏の膝に上にはしょっちゅう座らせてもらってた。言い方おかしいですけど。撫でられる、触られる、は日常的にありました。僕以外にもそれはありましたし、更衣室では着替えを手伝う、(服を)上げたり下げたりは日常的にあったので『そんなに驚くことだったのか』と逆に驚きました」と明かし「テレビ局の少なくとも2社。レッスン場でいうと概ねそこかなと。あとは車の中、飛行機の中はいつでも触られていました」と被害を受けた場所を明かした。
志賀さんは「初めて行ったハワイの時に、ジャニーさんも同行してシェラトンのワイキキのスイートで『YOUこの部屋ね』と。海外まで来てこんな状態なのかと。どの番組かという時期までわかっています」とした。
石丸志門副代表は「この問題は、自分たちの直接的な被害の問題であって、それを目撃したから覚えているという性質のものではないと思います。自分が被害に遭うか遭わないか、瀬戸際の中で日々生きている。被害に今日は遭わなかった、今日は遭ってしまった、そういう文脈の中では語れるけど、誰がどこで何をしていたかを記憶するのは困難だと思います」と語った。
イズミ(仮名)さんは「合宿所からレッスン場に向かう車の中で『君は助手席に座りなさい』とよく言われて、その間、信号に停まるたびにボディタッチなんかをされていました」と明かした。