ジャニーズ性加害の特別チームは「被害者救済のためとは全く感じなかった」 当事者が告白した事務所側の杜撰対応

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「ケアされるどころか、けなされている」

   記者に「国連の会見でジャニーズ事務所が行う被害者へのメンタルケアが不十分だという指摘があったが、何が不十分か」と問われると、平本さんは「全く何もないのでどこをどう評価していいのかすらわかりません」と回答。「ケアされたいと思って」心のケア相談窓口に相談したところ、「ご希望でしたらカウンセラーをご紹介します。質問、メッセージは1週間以内にお返事いたします」と返ってきたが、2か月経っても返事がこないと明かした。

「まだ待ってます。ケアされるどころか、けなされている。ちょっとシャレですけど」

   石丸さんは自身のブログに、弁護士事務所から「再発防止特別チームの事務局です」というコメントがあったと明かした。

「そんな事務局が存在してると知りませんでした。本当に事務局なのかわからないという現実がありました」

   連絡を受けた仲間がいたため、実際に事務局が存在するとわかったという。再発防止特別チームから2人が出席し、弁護士事務所から事務局の人が出席するという提案を受けたとする。

「被害の内容を話すのは、武勇伝を語ることではありません。恥ずかしく、おぞましく、記憶から消したいことをどこの人かもわからない弁護士に話したくない。『再発防止特別チーム全員であれば話します』と伝えました。そうしたら『録音をとらせてほしい』と言われ、『こちらも録音します』と伝えるとOKが出ました。『3人揃うのに時間がかかるので1か月ほどお待ちください』という返事をもらいました。作業としては事務的な流れがあります。今の会話の中に心のケアは出てきたでしょうか。これが現実です」
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