「もっと厳しい処分科すべき」「また繰り返すだけ」 浦和レッズ暴徒サポへの対応に批判続出

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「数試合の試合出禁は甘すぎる」

   それによると、騒動の発生直後から主催者の日本サッカー協会などと事実確認を行い、浦和サポに違反行為があったと認定した。いかなる背景があろうとも違反行為が肯定される理由はなく、「私どもの価値観とは相容れない」として処分に踏み切った。

   浦和サポ77人を対象にしており、立ち入り禁止エリア侵入を主導した31人を9試合の入場禁止、そのリーダー1人を16試合の入場禁止、制止のための侵入を含めて45人を厳重注意にした。

   そのうえで、「自クラブのファン・サポーターに対し秩序ある適切な態度を保持するよう努める義務を負う立場でありながら、この様な事態を招くこととなり誠に申し訳ございません」と謝罪し、「浦和レッズといたしましては、違反行為への適時適切且つ毅然とした対応、そして観戦ルールの周知および遵守徹底により一層努めてまいります」としている。

   この処分が発表されると、ネット上では、様々な意見が書き込まれた。

   「グランパスサポーター側にも落ち度はある」「殴る蹴るは無さそうなので厳重注意で妥当だ」と理解を示す向きもあったが、処分に批判的な声の方が多い。「数試合の試合出禁は甘すぎる」「それじゃあまた繰り返すだけよ」「もっと厳しい処分を科すべきだ」などと書き込まれている。

   Jリーグでは22年7月、禁止されていた声出し応援などをしたとして浦和をけん責や罰金の処分にしており、その時には、再びサポによる問題を起こせば、無観客試合や勝点減といった懲罰を諮問する可能性があると付言していた。

   甘すぎると批判を受けた今回の処分は一体どんな基準で決めたのかについて、浦和レッズの広報担当者は8月4日、J-CASTニュースの取材に対し、「弊クラブでは個別の取材をお受けしておりません」と述べ、回答が得られなかった。日刊スポーツのウェブ版記事では同日夜、同社の社長らが5日にオンラインで会見すると発表したと報じた。

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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