女子W杯「韓国のプライド守った」 ドイツに意地の引き分け、代表に地元メディア熱狂「有終の美」

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   サッカーの女子ワールドカップ(W杯)オーストラリア・ニュージーランド大会1次リーグH組最終節が2023年8月3日、各地で行われ、FIFAランク2位ドイツが同17位の韓国と1-1で引き分けた。ドイツは1勝1敗1分けでH組3位となり、同国史上初の1次リーグ敗退となった。

  • チョ・ソヒョン選手(写真:AP/アフロ)
    チョ・ソヒョン選手(写真:AP/アフロ)
  • チョ・ソヒョン選手(写真:AP/アフロ)

貴重な「勝ち点1」獲得

   過去優勝2回を誇るドイツは初戦のモロッコ戦を6-0で完勝するも、2戦目のコロンビア戦を1-2で落とした。1勝1敗で迎えた韓国戦。ドイツは前半6分に先制点を許す苦しい展開で、前半42分に同点に追いつくも後半無得点で逆転できなかった。

   ドイツと決勝トーナメント進出を争ったモロッコは、同時間帯に2勝で首位に立つコロンビアと対戦し1-0で勝利。2勝1敗としH組2位で1次リーグを突破した。H組の最終成績は1位コロンビア、2位モロッコ、3位ドイツ、4位韓国だった。

   強豪ドイツと引き分け一矢を報いた韓国。1次リーグ未勝利でH組最下位に終わったものの、複数の地元メディアがドイツ戦の健闘を讃えた。

   スポーツメディア「スポーツ朝鮮」(WEB版)は、「ブリスベンの奇跡はなかったが希望はあった」と書き出し、ドイツ戦で100%の力を出すと決意した代表が貴重な「勝ち点1」を獲得したと評価した。

ドイツは「2018年に続いて敗退」

   記事では、ブリスベンスタジアムに集まった3万8945人のサッカーファンが韓国女子サッカーの実力と闘魂を目の当たりにしたと伝えた。

   韓国日刊スポーツ(WEB版)は、「韓国に足を引っ張られ1次リーグ敗退したドイツ、2018年に続いて敗退」とのタイトルで記事を公開した。

   男子の18年W杯ロシア大会でグループFの同組だった韓国とドイツは3戦目に対戦し、韓国が2-0で勝利した。当時FIFAランク1位で優勝候補だったドイツは韓国戦の敗戦により1勝2敗でF組最下位。韓国は3位だった。F組は1位スウェーデンと2位メキシコが決勝トーナメントに進出した。

   同メディアは、18年ロシアW杯と似た状況が今回の女子ワールドカップで再現されたとし、1次リーグ敗退が濃厚だった代表がドイツと引き分け「有終の美を飾った」と称賛した。

   地元メディア「OSEN」(WEB版)は、「韓国は目標にしていた決勝トーナメント進出こそ逃したがMFチョ・ソヒョンが韓国のプライドを守った」と、貴重な先制ゴールを決めたベテランの活躍を称賛した。

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