自民党女性局の一行がフランス研修中の写真をSNSに投稿して批判を浴びた問題をめぐり、立憲民主党の泉健太代表は2023年8月4日の定例会見で「コロナは確かに明けました。だけれども...」などと述べた上で、一人一人の議員が「ちゃんと身を律すること」が必要だと話した。
現地で撮影した写真をアップロードすることの是非に議論が集中する中、国外への「研修旅行」に出かけること自体にも、ある程度抑制的な姿勢を示したとも言えそうだ。
プライベートの旅行なら「別に何がどうこうっていう話ではないわけですから」
泉氏は、事案について問われて
「それは国民の皆さんが、ちゃんと判断されていることではないかなと思いますね。おかしければ、やっぱりおかしいという声が上がると思います」
と応じた。会見終盤で改めて見解を問われると、新型コロナウイルスの5類移行後も課題が山積していることを念頭に、次のように話した。
「コロナは確かに明けました。だけれども、今、この日本は様々な難しい問題を抱えていて、政治家が、これは自治体・議会もそうですけども、海外に行くのが...。プライベートの旅行であれば、別に何がどうこうという話ではないわけですから、プライベートまで縛ったり、ということではないとして、その公私の区別をちゃんとつけねばならないとかいうところは、1人1人の議員が、ちゃんと身を律することではないかと考えています」
エッフェル塔前でポーズを取った写真をSNSで公開したことが「国民、有権者の心を逆なでする感じがある」という記者の指摘には
「私も、それはそう思いますね」
と応じた。
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)