電柱の半ばにバイクが引っかかっていた──。大型で非常に強い台風6号に見舞われている沖縄県で撮影された写真がツイッターで話題になっている。一体何があったのか、関係役所に取材した。
「台風とか竜巻なのかな?」
話題となっているのは、ツイッターユーザー「ずんだもん(@batechhsc)」さんが2023年8月2日朝に投稿した写真だ。
撮影場所は、宜野湾市(ぎのわんし)と中頭郡中城村(なかがみぐんなかぐすくそん)の境界近く。車体前方の一部が破損した原付バイクが、電柱に引っかかっている。電柱からはチェーンもぶら下がっており、バイクと繋がっているようにも見える。
夜にはバイクは無くなっていたようで、写真によるとチェーンは電柱に留められている。
投稿は2万4000件以上リポストされ、「画像見た時びっくりしたわ...詳しく分からんけど台風とか竜巻なのかな?」「飛ばされたってこと??」と驚く声が広がっている。別の投稿者により、異なる角度から撮影された写真も上がった。
バイクに関する苦情はない
中城村役場・都市建設課は3日、台風に伴うパトロールを2日午後にしたものの、対象範囲外につきバイクが目撃された場所は確認していないとJ-CASTニュースの取材に述べた。村によると当該道路は宜野湾市が管轄している。苦情や報告はなく、今後の対応は検討していない。
バイクに関して宜野湾市役所の道路整備課は、情報を受けて真偽を確認中だと答えた。この件で苦情は寄せられていない。台風によって倒木などもあり、市は道路の復旧やライフラインの回復を優先している状況だという。
投稿者・ずんだもんさんが同日、取材で伝えたところによると、撮影直近で台風6号の影響を感じるような出来事としては、「停電や冠水、道路脇の植木の倒木が至る所で起こっておりました」。
ただ、強風でバイクが電柱に引っかかった可能性については、「バイクは車両のように風を面で受ける訳ではないので人為的に掛けられた可能性の方が高いと考えております」とみている。詳細は不明だと述べる。