「みなさん...助けてください」 福島ユナイテッドFC、桃獲れすぎでSOS 300人超呼応し完売→嬉しい悲鳴に

   サッカーJ3・福島ユナイテッドFCが2023年8月2日、農業部で販売した桃に注文が殺到し、「一部の方々にお届けできない状況」になったと公式サイトで詫びた。栽培には選手たちが携わっており、連日の暑さで例年以上の収穫量になり困っていると助けを求めていた。

   発表を受けてツイッター(X)では、「完売したなら、何よりじゃん」「うれしい悲鳴だね」と温かい反応が広がっている。

  • 福島ユナイテッドFC公式ツイッター(@fufc_staff)より
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300人以上の注文殺到で「一部の方々にお届けできない」

   福島ユナイテッドFCは2014年に、東日本大震災に伴う原発事故の影響による風評被害を払拭する活動として「農業部」を立ち上げた。選手・スタッフが県内の農家とともに農作物を育てており、20年からはオンラインショップも展開している。

   FC公式ツイッターは23年8月1日夜、育てている桃「あかつき」について、連日の暑さで平年より10日ほど早く収穫がはじまったうえ、例年を上回る桃の収穫量になり困っていると明かす。販売期間を延長し、「みなさん...助けてください...!!!!」と訴えた。

   翌2日朝には、想像をはるかに上回る300人以上の注文があり数量に達したため、受付を終了すると伝えた。しかし昼になって、「桃の追加販売にかかわるお礼とお詫び」がある旨を投稿した。

   公式サイトに掲出された文書では、まず次のように述べている。

「当クラブのSDGsの取り組み(農業部およびフードロスの削減)の観点および選手たちが手塩にかけて大切に育てた桃に対してのご理解賜り、多くのみなさまにご購入いただきました。大変感謝しております。誠にありがとうございました」

   購入順に発送するという一方、「想定以上のご注文が殺到し、一部の方々にお届けできない状況となってしまいました」と報告。「大変申し訳ございません」と詫び、今後の対応はメールで個別に連絡するとした。

「完売したなら、何よりじゃん」

   「しかしながら、みなさまからの当クラブ農業部に対するお心遣いやご配慮に感銘、感激いたしました。心より感謝申し上げます」と重ね、今後も農業部ではアスパラガスやブドウなどを生育・販売するとして応援を呼びかけている。

   発表を受けてツイッターでは、「完売したなら、何よりじゃん」「私の桃はセーフかな?このあとお詫びメール来ることあるのかな...(それはそれで良し)」「うれしい悲鳴だね」といった声が寄せられている。

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