回転寿司チェーン「はま寿司」で提供されたみそ汁の蓋に、食べかけのようなワサビが付着していた――。利用者が「気持ち悪すぎる」などと訴えた。
はま寿司は2023年8月3日、J-CASTニュースの取材に、食器洗浄マニュアルを再徹底するよう全店舗に通達を出したと明かした。
「安心して食事が出来ません」
伊丹昆陽店を訪れた白川玖羽さんは1日16時ごろ、「はま寿司であおさ頼んだら、1番上の蓋に使用済みのワサビが付いてるんやけど...」などとツイッター(現X)に投稿した。
「これ中古ワサビが付いた上蓋をよく見ると『上蓋同士を重ねた跡がある』んですよね。ワサビ付いている時点で洗ってもいないし、その上蓋同士を重ねてお客さんに誤って提供しているの気持ち悪すぎるでしょ」
取材に対し白川さんは、家族3人で来店し「あおさの味噌汁」を1杯ずつ頼んだ際の出来事だとして、次のように経緯を説明する。
提供された三杯のうち一杯の上蓋にワサビが付着していた。白川さんによれば、上蓋を重ねたような跡があり、十分に洗浄されないまま提供されたのではないかと推察する。店員を呼び、家族全員分の味噌汁を交換してもらった。
店員からはその場で「誠に申し訳ございませんでした」と謝られたが、会計までの間になぜ付着したまま提供したのかといった経緯の説明などはなかった。白川さんは「納得ができずに終わってしまった」と振り返る。
「30度を超える猛暑の中、前のお客さんが口を付けた箸で使用したワサビが新規提供される商品の蓋に付着していたことを考えると、安心して食事が出来ません。
正直この件が発覚後『今まで食べてきたお寿司等は全て洗浄が出来ていない状態で提供されていたのでは?』と疑心暗鬼になってしまい、非常に気分が悪かったです」
念のため、はま寿司の問い合わせ窓口にも連絡を行ったという。