福岡・大濠花火大会「ありません」 コロナ禍経て各地再開で「復活」の誤情報...事務所問い合わせも

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

「園児や児童が大切に育てていたヒマワリ花壇が観覧者に踏み荒らされるという痛恨の出来事」

   管理事務所によると、「我々の関知しないところで、花火大会をやるらしいという情報が出た」といい、数件の問い合わせが寄せられた。

   Xでは、花火大会の開催を期待したり、花火大会が開催されると勘違いしたりする声も散見された。まとめサイトにも、23年に開催されると誤認させる書きぶりのものがあった。さらに、「【完全版】2023年8月開催予定の全国花火大会一覧」と題してTikTokで流れている動画には、「【8/1 福岡】大濠花火大会」とある。この動画には「いいね!」が13万件ついており、誤情報が拡散した可能性もある。

   この日の大濠公園では、勝手に花火をするなどのトラブルはなかったという。

   花火大会の終了を発表した18年の社告によると、終了は安全確保上の問題が理由だ。18年は「過去最多の警備員、誘導員を投入」するなどして対応にあたったが、観覧者が各地で滞留。当時の厳しい状況を次のように指摘している。

「規制に反して入場しようとする方、出入り口以外から会場に侵入を試み、負傷して病院に搬送された方もいました。 園児や児童が大切に育てていたヒマワリ花壇が観覧者に踏み荒らされるという痛恨の出来事は、会場の収容人員をはるかに超える観覧希望者が殺到している現状の一端だったとも言えます。 周辺道路に人があふれ、多数の座り込み観覧が生じていることもパトカーや消防車の緊急出動を妨げかねず、 街の安全を脅かしています」

(J-CASTニュース編集部 工藤博司)

1 2
姉妹サイト