「撮るのはいいです。それを喜々としてアップするかどうかは...」
旧民主党は、07年に小沢一郎代表(当時)率いる435人規模の「交流協議機構・大長城計画訪中団」を中国に送ったことがあり、万里の長城や北京の天壇公園で撮影した集合写真が、今でも党のアーカイブサイトに残っている。
今回起きた自民党女性局の問題をめぐり、野党は「研修」そのものへの批判には抑制的だ。立憲民主党の岡田克也幹事長は8月1日の会見で、研修の是非には言及せずに、投稿された写真の問題に絞って問題点を指摘した。
「写真を見ると、何をしに行ったのか国民から見て疑問を持たれても仕方がないような、そういうものもあると思う。そういった誤解を招くことのないように十分注意して行かれるべきだったのではないかと思う」
対照的に多弁だったのが国民民主党の玉木雄一郎代表。研修のあり方については「結果があったのかということの説明責任を、しっかり果たせるかどうか」が重要だとする一方で、エッフェル塔前の写真を投稿することについては
「撮るのはいいです。それを喜々としてアップするかどうかは、これはもう、政治家としてのセンスの問題なので...」
とバッサリ。有権者にとって、次の選挙での判断材料になり得るとの見方を示した。
「そういうセンスを持った政治家がいいのか悪いのかは、最終、選挙で判断していただくものになるのかな、というふうに思いますね」