中日が2023年7月30日の巨人戦(東京ドーム)で0-4と零封負け。今季5度目の4連敗を喫し、借金が17年以来6年ぶりとなる20にふくらんだ。
「攻守にミスが多いことも気がかりです」
先発の柳裕也が7回4安打無失点と力投したが、打線が援護できない。0-0の8回にセットアッパーの清水達也が4失点で万事休す。「サプライズ起用」も実らなかった。育成ドラフト3位で入団し、26日に支配下登録されたばかりの樋口正修を「1番・二塁」でプロ初スタメンに抜擢したが、3打数無安打で途中交代。3回無死一塁で犠打を試みたが投飛で、一塁走者・柳が帰塁できずに併殺となるなど好機を作れなかった。
92試合を消化して35勝55敗2分。3位・DeNAと11.5ゲーム差でCS出場が厳しい状況となり、5位・ヤクルトとも3.5ゲーム差に開いた。スポーツ紙デスクは、「細川成也、宇佐見真吾など他球団からの移籍組が奮闘していますが、石川昂弥、ビシエドの状態が上がってこない。攻守にミスが多いことも気がかりです。若い選手が多いチームなので成長過程ではありますが、浮上の雰囲気が感じられない」と手厳しい。
今季は得点力アップを目指し、アリスティデス・アキーノ、ソイロ・アルモンテ、オルランド・カリステを獲得。アルモンテは3年ぶりの復帰となったが3人そろって打率1割台と期待に応えられずファーム暮らし。現役ドラフトでDeNAから昨オフに移籍した細川は打率.285、13本塁打と期待以上の活躍を見せているが、細川以外のポイントゲッターが稼働していないことが響き、267得点はリーグワースト。広いバンテリンドームを本拠地に、「守り勝つ野球」を目指すが57失策もリーグワーストだ。混戦のセ・リーグで蚊帳の外になっている状況に中日ファンは寂しさを感じるだろう。意地を見せてほしい。(中町顕吾)
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— DAZN Japan (@DAZN_JPN) July 30, 2023
なんという動きなんだ
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メンデスの素早い送球からの
吉川尚輝のベースカバー
?プロ野球(2023/7/30)
??巨人×中日
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