オークションサイト出品に閣僚も「大変心の痛む思い」「見るに堪えない」
「寄せ書き日の丸」をめぐっては、有村治子参院議員(自民)が16年10月の参院予算委で、日米のオークションサイトで売買されている状況を問題視。塩崎恭久厚労相(当時)が「大変心の痛む思い」、世耕弘成経産相(同)が「はっきり言って見るに堪えない」、岸田文雄外相(同)が「心が痛む思い」などと答弁していた。塩崎氏はネットオークション事業者に対して、遺品出品の自粛規制を求めていることに言及。遺族が出品禁止を求めていたこともあり、米大手のeBay(イーベイ)は16年12月から禁止している。ただ、国内のヤフオク!やフリマサイトのメルカリでは現時点でも出品が続いている。
返還式であいさつした有村氏は
「先ほど本殿で、文化を越え、国境を越え、言語を超え、心を一つに、それぞれの国のために戦った方々が、今、78年後に和解ができるということを見事にお示しいただいた。その歴史的な日に立ち会えることを大変ありがたく思う」
などと述べた。
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)