「違う縁に飛び込んでいく」
――どうすれば鳩子さんのように行動できるようになるのでしょうか。
「多分ですけど、今の生活がそんなに差し迫ってないんだと思うんですよね(笑)ちゃんと会社に勤めてて、ちょっと不満はあるのかもしれないけど、そこそこ毎日楽しく過ごしている人は、お金や時間があっても、副業をやらないのかなと思っちゃいますね。
やっぱり何か差し迫った事情があったり、叶えたい自分のあるべき姿があったりするような強い思いがある人は、民泊とかでも立ち上げられることが多いのかなと思います」
――確かに差し迫ったものがなければ行動できないかもしれないですね。
「民泊をやることがゴールではなくて、それを通して、何か叶えたい夢や見たい景色が多分あるはずなんですよね。やっぱり最初は大変なんですよ。民泊を立ち上げる時期は大変なんです。面倒くさいなと思うようなことを乗り越えて、民泊を立ち上げていくのかなという気がしています」
――民泊のような新しいビジネスを見つける上で大事なことはなんでしょうか。
「私が民泊を始めたのは、世界一周に出たことがきっかけだったので、やっぱり自分が普段関わっているグループじゃなくて、今までなかった縁に飛び込んでいくことはすごく良い体験だったと思います。
ちょっと違う縁に飛び込んでいくと、全然違う生き方をしている人たちがたくさんいました。サラリーマンとは違う働き方をしている人に出会えたのは、すごく大きなカルチャーショックでした」
偶然の出会いから学ぶものが多かったと語る鳩子さん。当時出会った旅人たちと今でも一緒に食事に行くという。「会社以外のところで縁が出来た人たちは、それぞれの生き方をしていて、面白い生き方をしてる人が多いです」と話した。
ぽんこつ鳩子さん プロフィール
ぽんこつ・はとこ 商社勤務のフルタイムOL。民泊コミュニティ「令和の民泊サロン」主宰。副業で18軒の民泊を運営している。29歳のときに700日間の世界一周の旅に出る。2023年7月3日に新著『民泊1年生の教科書――未経験、副業でもできる!』(祥伝社)を出版した。