「口金のサイズ」「明るさ」「ひかりの色」などを確認
このほか買い替える際には、今使っている電球の「口金のサイズ」「明るさ」「ひかりの色」などを確認してほしいとして、次のように説明する。
一般的な電球の口金のサイズはE26だという。小型電球になるとやや細いE17、さらに細いE11などもある。このEという規格は、回転させながらねじ込むスクリュー形状のものを指す。Eベースでないものもあるため、確認が必要だ。
つづいて光の明るさだ。
「白熱電球60Wなのか、100Wなのかなどを確認する必要があります。LED電球は省エネですので、W数は小さいですが、明るさを確認して同等のものを選びましょう。但し、今ご使用の白熱電球は使用時間で明るさが落ちている可能性があり、新しいLED電球にすると明るく感じるかも知れません」
光の色は、好みに合わせて選べるという。白熱電球と同じ雰囲気を好む場合は「電球色」、城っぽくすがすがしい色を好む場合は「昼光色」など、LED電球の光には様々な色がある。
LED電球と組み合わせる照明器具についても、確認を呼びかける。先述した密閉型器具のほか、「調光機能」の有無でも選ぶランプが変わってくる。調光機能は、光の明るさをリモコンやスイッチで段階的に調節できるもので、専用のLED電球を選ぶ必要がある。
また光の広がり方も様々だ。
「LED電球は、白熱電球と同様に光が拡散するものと、一定方向に光が出るなど配光に種類があります。どのように光を出したいのかによりお選び下さい」
公式サイトでは、リビングやダイニングに設置する照明器具については、全方向に明るい、光が広がるタイプの電球を勧めている。廊下やトイレ、洗面所などのダウンライト、絵画を照らすスポットライトの場合、下方向が明るいタイプを勧める。
最後に照明器具にも寿命があるとして、併せて確認するよう呼びかけた。
「10年を超えると故障率が上がります。日本照明工業会では、使用年数15年を超えると赤信号としています。電球の交換をすれば何年でも使えると思いがちですが、古い器具は安全のため照明器具ごと交換されることをお勧めします」