苦労したのは「子どもが登場しなくても成立するシチュエーションの選定」
19日に公開され様々な子育てシーンが大きな共感を呼んだが、翌20日にCMの演出も話題になった。
「今気づいたけど子供を写してないのか!」
「逆に子ども出さずにあのリアリティはすごい」
「子どもを出さずにここまでやれる演出すごいし普通に内容めっちゃグッときた」
子どもが登場しない理由について、サントリーは「業界の自主規制によるものです」と答える。酒類業9団体で構成される酒類の広告審査委員会では、テレビ広告において25歳未満の人を広告のモデルに使わないよう定めている。
こうした背景から、サントリーは「子どもが登場しなくても成立するシチュエーションの選定」に一番時間をかけたと明かす。
「子供が登場しない事で見ている人が違和感を感じないよう、ロケ地や美術・小道具、エキストラの動き、カメラのアングルなど、リアリティを感じられるよう拘って演出を行いました」
ベビーカーや幼稚園バスの中は見えづらく、習い事のプールや幼稚園も大人の多い出入り口や待合室が映されており、子どもの姿はなかった。自転車の子ども座席や、肩に下げた子ども用バックがあばれる君を父らしく見せていた。
サントリーはSNSでCMが話題になったことを受けて、「チーム一同たいへん嬉しく思っております」と受け止める。
「『育児と仕事に奮闘しながら、夫婦で平日を乗り越える。そんな夫婦の唯一の息抜きが、子供が寝静まった週末の夜。』そんな共働き家族も多いのではないかと思います。でもだからこそ、そんな週末のひとときに苦労を分かち合い、乾杯して飲むビールは、一段と美味しいのではないかと思いました。お一人おひとり大変なことがたくさんある中で、この動画が『しあわせな瞬間』に目を向けるきっかけになれば、そしてできればではありますが『プレモルを飲んでみようかな。』という気持ちになっていただけたら幸いです」
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— 犬犬 (@inu_eat_inu) July 19, 2023