太平洋戦争「寄せ書き日の丸」が米国から遺族の元へ 博物館長「返還できることを光栄に思う」

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持ち主判明で「この旗は私たちの手元にあるべきものではないとすぐに理解」

   具体的には、「睦」と「武運長久」の「武」の文字の一部が一致している。その結果として

「この旗は私達の手元にあるべきものではないとすぐに理解した。私たちのなすべきことは、この旗を日本へ送り、ご家族のもとに届けることだと考えた」

といい、

「29年間、この旗にとっての家でいられたことを誇りに思うが、それ以上に今こうして日本で、そして本来旗があるべき場所である、陸田家に返還できることを光栄に思う」

などと話した。

   OBONソサエティは、すでに数百枚の日章旗を遺族に返還してきた。日章旗にある署名から持ち主を割り出すのが一般的だが、持ち主の側から日章旗の存在を知らされ、返還が実現するのは今回が初めてだ。

   日章旗は7月29日に靖国神社で遺族に返還される。

(J-CASTニュース編集部 工藤博司)

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