元五輪銀メダリスト・福原愛さん（34）の元夫・江宏傑（ジャン・ホンジェ）さん（34）が2023年7月27日、東京・丸の内の日本外国特派員協会で記者会見を開いた。福原さんと江さんの間には2人の子どもがいるが、江さんは子どものひとりが福原さんの手によって連れ去られたと訴えている。
この会見に対し、福原さんは自身のWeiboアカウントにて反論声明を公開した。
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江宏傑さん（編集部撮影）
「子どもたちが利用されることを許しません」
会見が行われた7月27日の夜、福原さんは中国語で「母親として、何があっても子どもたちを守るのが責任だと思います。大人同士の争いを世間に広めるべきではありません。子どもの生活に影響を与えてしまうからです。私はわが子を愛しています。とても大切な宝物です。誰であろうと彼らを傷つけることは許しません。子どもたちには何の罪もありません。私は子どもたちが利用されることを許しません。彼らを守るために全力を尽くします」と投稿した。
続いて「画像をシェアします」というコメントと共に、代理人弁護士である今里恵子氏の声明を発表した。今里氏は「江氏の申し立ては一方的な主張に基づいていますし、日本国内の司法の手続きは未確定であり、さらなる審理を期しています」と主張しながら「残念ながら、本日の江氏の記者会見は、子供を守る配慮に欠けていました」とした。
続いて「日本の裁判はあくまで一審の裁判であり、事実関係について最終的な判断はされていません」「福原愛が選任した日本の弁護士は江宏傑が選任した日本の弁護士と連絡が取れており、連絡を拒否したこともなく、日本の弁護士は江宏傑ともメールでつながっています」とも説明している。
また「子どもの仮引き渡しは、お子さんの状態、意思、福祉、最善の利益を考慮して慎重に行わなければならないものです。江氏の側から福原氏に対しては、お子さんに配慮をした具体的な提案は全くなく、突然、このような記者会見が行われたことに大変驚いています」とし、江さんが来日していることすら知らなかったと語った今里氏は「いつ引き取りたいということも伺ったことがありません」と指摘。「江氏の来日の目的は、記者会見であったということが理解できます。母親は、このような形で子どもたちが晒しものになっていくことに大変胸を痛めております」と福原さんの心境を発表している。
これらの声明が発表された後、江さんはインスタグラムストーリーを更新し台湾の弁護士である3名と、大渕愛子弁護士による声明を下記のように公開している。
「江宏傑さんと福原愛さんとの間の日本における紛争については、日本の裁判所が既に公正な審判を下しました。福原愛さんが日本の司法を尊重遵守し、本件を早期に収束させることを願っています。
福原愛さんが言及した双方の台湾の件については、今回開催した記者会見とは関係がなく、公開する必要がないにもかかわらず、福原愛さんは、それに言及しました。福原愛さんには、台湾の司法を尊重し、台湾の司法手続きの関連事項を公開しないよう求めます」