ホリエモンこと実業家の堀江貴文氏が2023年7月27日にYouTubeチャンネルを更新し、保険金不正請求が物議を醸している中古車大手・ビッグモーター問題に言及。兼重宏行前社長が従業員への刑事告訴の可能性に触れたことに苦言を呈した。
「捜査当局も動かざるを得なくなる」
兼重前社長は25日に開いた会見の序盤で、従業員が顧客の車に故意に傷をつけていたことに対し、「(詳細が)分かり次第、刑事告訴を含む厳正な対処をしたいと考えています」と発言。しかし、終盤には一転、「責任も私がある」とし、「そこまでする必要はないなと考えています。考え直しました」と撤回していた。
今回の騒動について、堀江さんは動画の中で、「さすがにここまで大騒ぎになってくるとですね、捜査当局も動かざるを得なくなるというようなことは間違いない」と指摘。
一方、兼重前社長が従業員の刑事告訴に言及したことについて、「いやあなたが決めることじゃないでしょ、それは」と呆れつつ、苦言を呈していた。
また、ビッグモーターをめぐっては、一部店舗前の街路樹が枯れたりしていることも問題に。会見ではこの問題について兼重前社長が「環境整備で......」と口にしたところで、陣内司管理本部長が「それに関してはきちんと調査をさせていただきまして、適切に対処させていただきたいと考えております」とコメントしたことも話題になった。
堀江さんは動画でこの騒動にも触れ、「とんでもねえ奴らだな、こいつら」と苦笑。「もちろんですね、まだ証拠というか、捜査がされているわけではないんですけどね。Googleストリートビューとかでですね、どんどんどんどん出てきてるわけですね」と、Googleストリートビューにビッグモーターのスタッフらしき人物が街路樹になにかを行っている姿が映り込んでいたり、昔はあった街路樹が枯れていることなどに言及。
こうした現状について堀江さんは、「前社長はですね、1回引退して息子に社長任せてですね、現場が 疲弊してたところに戻ってきてなんとか火消しを図ったんだけれども、火消しできなかったと、そういうような状況になってるんじゃないかなと思います」と分析していた。