卓球の元日本代表で五輪メダリストの福原愛さん(34)の元夫で元卓球台湾代表の江宏傑氏(34)が2023年7月27日、東京都内の日本外国特派員協会で会見を開き、福原さんに子供の引き渡しを求めた。
福原さんと江氏は16年リオデジャネイロ五輪後に結婚し、17年に長女、19年に長男が誕生した。会見に出席した台湾の代理人弁護士によると、福原さんと江氏は21年7月に離婚し、2人の子供に関しては福原さんと江氏の共同親権とする合意がなされ、子供は台湾で暮らしていたという。
「なぜ全然連絡しないの?全く理解できない」
会見によると、22年7月に面会交流のために江氏が福原さんに長男を引き渡したが、福原さんは1週間後に江氏との連絡を絶った。この後、1年にわたり江氏は長男と一切の接触が遮断されている状況で、不安を募らせているという。
世界的卓球選手で中国の卓球リーグ、中国スーパーリーグでプレーした経験のある福原さんは中国語が堪能で、中国国内で絶大なる人気を誇る。マスコミの注目度も高く、複数の中国メディアが江氏の会見の模様を伝えた。
中国メディア「捜狐」(WEB版)は、福原さんと江氏は16年の結婚後、頻繁にSNSに写真を投稿し誰もが「神夫婦」だと思っていたと解説。ところが21年に離婚し、 2年が経った今でも両者の家族問題は収まっていないと伝えた。
記事では、日本のインターネットの反応を紹介。江氏の代理人弁護士が会見で明かした福原さんの行動に対して「なぜ全然連絡しないの?全く理解できない」と疑問視する声が上がった他、「なぜ双方がうまく交渉できないのか」「なぜテレビに出ているのか」などのコメントが寄せられたとした。
同メディアは、日本のインターネットユーザーは福原さんの傷ついたイメージは今後も衰退していくだろうと信じていると指摘。そして「今回の一件で福原愛さんのイメージは大きな打撃を受けた」との見解を示した。
会見に出席した大渕愛子弁護士(45)は、江氏と長男が引き離されている状況に関して「福原愛さんは世界卓球のゼネラルマネジャーを務められたり、日本の上場企業の社外取締役を務められたり、国内外において活躍をされています。そういった立場の方がこのような行動をしてよいものか、ということは問題提起すべき事項であると考えております」と語った。