除草剤は適正量以上に使われたか
今回も除草剤が使われたとすれば、どの程度の量が使われたのだろうか。小林理事は取材に対し「今まで街路樹に除草剤を撒いた例がなく、除草剤によって木が枯れることのデータがない。強いて言えば、大きなお墓の近くにある木が数本、葉が黄色くなるなど弱ったことがあり、それが除草剤の影響だと言われているが、その程度しか例を聞いたことがない。人体に影響が全くないとは言えないので、普通は使わない」とし、「除草剤は水に溶け樹木に吸収されて初めて害が出るため使用された量や回数は一概に言えないが、製品に記載されている適正な量をかなり超えて使われたのだろう」と説明した。
また公共物である街路樹が枯死、伐採されたことについて「街路樹は道路に面しているため看板などが見えづらく、ある意味では邪魔者かも知れないが、日陰を作ったり道路を歩きやすくしたりする役割もある。大切にしていただきたい」とした。