「元スバル1級整備士」だというYouTuber・タカユキさんが、2023年7月23日に公開した動画で、保険金の不正請求が明るみになった中古車販売大手・ビッグモーターの請求書をチェックする企画を行った。
「とんでもないですね」「同じ作業が被ってる」
「ビッグモーターの請求書を元スバル1級整備士がチェックしてみたらヤバいことが...」という動画でタカユキさんは、ビッグモーターでの軽自動車の車検の請求書だとしてSNSで拡散されていた画像を使って、その内容を検証していった。
さっそく「おかしいところが多々ある」と指摘した。
まずタカユキさんは、3つの項目のパーツ交換工賃にそれぞれ8800円が計上されていることに言及。日本自動車整備振興会が定める標準の時間工賃に照らし合わせると、ビッグモーターが3つのパーツ交換にそれぞれ1時間掛けていることになると指摘。「非常に高い料金設定なのかなということが分かります」と苦笑いした。
また、タカユキさんは「軽自動車 低走行コース 4万2800円」という項目にも注目し、「低走行っていうのはあまり乗られていない車っていうことだと思うんですけど、そんな車なのに車検以外の料金で4万2800円頂いてしまってる、と。とんでもないですね」と驚愕していた。
さらにタカユキさんは「サイドスリップ調整」という項目で3300円が計上されているにも関わらず、「アライメント測定・調整」という項目があることに触れ、「同じ作業が被ってる」「二重でかかってしまっている」と指摘した。
この請求書の合計金額は出回っている画像では分からなかったが、タカユキさんが計算したところ、13万円ほどになるとのこと。「低走行の車でありながら13、4万の車検をやっているビッグモーター。みなさん、騙されていなかったでしょうか?」と呼びかけていた。