AKB48ブレーク前から最新曲まで「衣装250着」展示 8年ぶり開催、前田敦子らの卒業ドレスも19着

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   AKB48の衣装を展示し、活動を振り返る「AKB48 大衣装展~オサレカンパニーの世界~」が2023年7月27日、東京・丸の内の大丸東京店で始まる。

   これに先立つ7月26日には関係者向けの内覧会が開かれた。展示されているのは「ブレーク前」の衣装から最新曲まで、全部で約250着。この規模で展示するのは、15年3月にさいたま市で開いた「AKB48衣装ミュージアム~衣装が語る少女たちのキセキ~」以来、8年ぶり。ミュージックビデオ(MV)でおなじみの衣装はもちろん、NHK紅白歌合戦やミュージックステーション(テレビ朝日)、日本レコード大賞(TBS)向けに製作された衣装も多数展示。多くの人にとって「見覚えがある衣装」に出会える展示だ。

  • 入ってすぐに見えるのが歴代シングルの衣装だ。手前が指原莉乃さんがセンターの「恋するフォーチュンクッキー」(13年発売)
    入ってすぐに見えるのが歴代シングルの衣装だ。手前が指原莉乃さんがセンターの「恋するフォーチュンクッキー」(13年発売)
  • 卒業ドレスが増えたのが特徴。全19着が展示されている
    卒業ドレスが増えたのが特徴。全19着が展示されている
  • 最新シングル「どうしても君が好きだ」(23年4月発売)の衣装。全部で5種類あるうち、「トラッド衣装」が展示されている
    最新シングル「どうしても君が好きだ」(23年4月発売)の衣装。全部で5種類あるうち、「トラッド衣装」が展示されている
  • 「言い訳Maybe」(09年発売)の衣装。第1回選抜総選挙の結果を受けて製作された
    「言い訳Maybe」(09年発売)の衣装。第1回選抜総選挙の結果を受けて製作された
  • 入ってすぐに見えるのが歴代シングルの衣装だ。手前が指原莉乃さんがセンターの「恋するフォーチュンクッキー」(13年発売)
  • 卒業ドレスが増えたのが特徴。全19着が展示されている
  • 最新シングル「どうしても君が好きだ」(23年4月発売)の衣装。全部で5種類あるうち、「トラッド衣装」が展示されている
  • 「言い訳Maybe」(09年発売)の衣装。第1回選抜総選挙の結果を受けて製作された

18年の歴史で変化した衣装作りのコンセプト

   展示コーナーに入ってすぐ視界に入るのが、シングル曲の衣装7着。前田敦子さんセンターの「フライングゲット」(11年)、大島優子さんセンターの「ヘビーローテーション」(10年)、指原莉乃さんの「恋するフォーチュンクッキー」(13年)など、「国民的アイドル」の楽曲として知名度が高い衣装だ。

   次に見えるのが「言い訳Maybe」(09年)の衣装。第1回の「選抜総選挙」を受けて発売された楽曲で、上位に入賞した21人が着ることが許された衣装だ。AKB48の発足当初から衣装を担当してきた茅野しのぶさんによると、この衣装をきっかけに

「統一のコンセプトなんだけど、キャラクターというか、それぞれにちょっとずつ違う...というのがAKB48のアイデンティティになった」

という。茅野さんによると、18年のAKB48の歴史の中で、衣装を製作するコンセプトも変化してきた。ブレーク前は、優れた楽曲の「強さ」を背景に、「団体としての強さ」を強調。いわゆる「黄金期」では、「AKBってよく聞くけど、誰が誰か分からない」という声を背景に、板野友美さんは「ギャル」、小嶋陽菜さんは「ちょっとかわいいお姉ちゃん」といったように、メンバーごとの特徴が出るように工夫した。

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