井上尚弥が1Rから張っていたフルトンKOの伏線 専門家「恐らく作戦だった」...8Rダウンまでに何が

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「フルトンは随所に研究の跡が見られた」

「井上選手は今までの試合とは異なり、初回から左ジャブをフルトン選手のボディーに持っていきました。恐らく作戦だったと思います。普通の選手の左ジャブのボディーならばそれほど効果的なパンチではないですが、井上選手の場合、普通のストレートパンチよりも威力がある。当然、フルトン選手は警戒してガードします。普段なら気にすることのないボディーへのパンチに細心の注意を払わなければなりませんでした」

   そして「8ラウンドのダウンシーンを見ると、井上選手のボディー打ちに対してフルトン選手は左腕を下げてガードします。その瞬間、ガードが空きました。井上選手はその隙をのがさず右を打ち込みダウンを奪いました。恐らく狙っていたのでしょう。1ラウンドから続けて出していた左ジャブのボディー打ちが伏線となってダウンを呼び込んだと思います」と解説した。

   井上は最初のダウンから立ち上がってきたフルトンを逃さず、連打でコーナーに追い詰めフィニッシュ。レフェリーが両者の間に割って入り試合終了を宣告した。

   一方、敗れはしたもののフルトンに関して金平会長は「井上選手をよく研究していたと思います。随所に研究の跡が見られました」と評価し、「フルトン選手はそれなりの準備をしてきていたし、見ごたえのある試合でした。ただパワーが井上選手を脅かすまでには至りませんでした。井上選手との決定的な違いは決定力。埋めようがないほどの決定力の差があったと思います」との見解を示した。

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