一般財団法人日本こころ財団が運営する「こころ検定」公式ツイッター(現・X)が2023年7月25日までに、「不適切な表現・文言が含まれていた」として一部投稿を削除し謝罪した。
公式サイトによると、こころ検定は「心理学の能力を測る検定」で1~4級がある。公式サイトで「こころ検定は一般財団法人日本こころ財団が主催し、文部科学省より後援事業として許可をいただいています」と文部科学省の後援を明記している。
「非モテ男子は挨拶してくれる女子に惚れないようにしましょう 」
検定公式ツイッターは7月20日夜、「【挨拶しただけなのに告白された】単純接触効果って知ってる? これは『ただ聞いただけ』『ただ見ただけ』でも、何度も接触するうちに興味が湧き、好きになってしまう現象のことです」として、女性の写真とともに「非モテ男子は挨拶してくれる女子に惚れないようにしましょう その子はあなたのこと好きじゃないですw」と投稿していた(25日までに削除)。
検定公式は21日、ツイッターで「【お詫び】 本アカウントで7/20 19:00に投稿されたツイートに不適切な表現・文言が含まれておりましたので、当該ツイートを削除いたしました」と発表し、「ご覧になり、ご不快な思いをさせてしまいました皆様に心よりお詫び申し上げます」と謝罪した。
約3時間後には「【お詫び】本アカウントで7/10 19:00、7/12 19:00、7/16 19:00、7/18 19:00に投稿されたツイートに不適切な表現・文言が含まれていると判断をしたため、当該ツイートを削除いたしました」とも発表。「7/10 19:00以後のツイート内容についてtwitterをご覧の皆様よりご意見とご感想を頂戴しております。本件大変重く受け止め内部調査を行い、原因と今後の本アカウントの運用について改めてツイートでご説明をさせていただきます」とも告知していた。
「運用委託先が、当検定に事前の許可を得ずに投稿したものと判明」
検定公式は25日、「ツイッターにおける不適切投稿についてのお詫び」と題した文書を公開。「2023年7月10日、12日、14日、16日、18日、20日のこころ検定公式ツイッターにおいて、揶揄的表現を含む不適切な投稿がありました。これらの投稿によって、多くの皆様に不快な思いをさせてしまい、深くお詫び申し上げます」と再び謝罪した。
不適切投稿が発信された経緯について「内部調査の結果、当該投稿は公式ツイッターの運用委託先が、当検定に事前の許可を得ずに投稿したものと判明いたしました」と説明。「運営委託先の管理・監督不行き届きがありましたこと、深く反省しております」とつづった。
「当該投稿はいずれも削除いたしました」とも説明しており、今後の方針について「この調査結果を受け、公式ツイッターの運用方法について再検討し、今後の活動に活かしていく所存です。今後、このようなことを起こさぬよう関係組織と十分連携のうえ、再発防止に努めてまいります」と示した。