トレカ客の悪臭対策で消臭剤大量買い&入浴呼びかけ ブックオフ店舗が投稿も謝罪...広報「配慮に欠けた」

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   リユースショップ「BOOKOFF(ブックオフ)」のある店舗がツイッターで2023年7月22日、「トレカ(トレーディングカード)コーナーにて悪臭が漂う」との報告を多数受けたと注意喚起した後、投稿に「配慮に欠ける表現」があったと謝罪した。発端の投稿は削除されている。

   毎日の入浴といった対策を呼びかけ、場合により大会参加や販売・買取を断る可能性があるなどと伝えていた。ブックオフグループホールディングス(HD)は取材に、「本件は注意喚起の仕方や表現が不適切であったと認識しております」と答えた。

  • ブックオフ、記事中の店舗とは関係ありません(写真:西村尚己/アフロ)
    ブックオフ、記事中の店舗とは関係ありません(写真:西村尚己/アフロ)
  • 削除された投稿のスクリーンショット(編集部で一部加工)
    削除された投稿のスクリーンショット(編集部で一部加工)
  • ブックオフ、記事中の店舗とは関係ありません(写真:西村尚己/アフロ)
  • 削除された投稿のスクリーンショット(編集部で一部加工)

「合計で12個の消臭体制です」

   謝罪に至ったのは、三重県内にある中型店舗のツイッターアカウントだ。トレカの無料対戦スペースが64席あるといい、プロフィール欄には「毎日大会開催中」とも記載されている。

   22日昼に、「【店舗からのお願い】トレカコーナーにて悪臭が漂うとのご報告が多数寄せられております。毎日お風呂に入る等の対策をお願いします」とツイートした。

   「お客様の体臭が気になるとのご報告を受けた場合は、大会の参加、販売・買取をお断りさせていただく可能性がございます」と協力を呼びかけ、続く投稿では、消臭剤を買い足したと報告した。

「既に6個の消臭剤を対戦スペース・ショーケース下に設置済みでしたので合計で12個の消臭体制です。ご来店されたお客様に不快な思いをさせてしまい申し訳ございませんでした」

   しかし、同日夜になって下記のように詫びる事態となった。一方、ツイッターでは、削除された投稿は妥当な内容だったと店に同情するような反応も散見される。

「この度は私共の投稿に配慮に欠ける表現があり、皆さまにご不快な思いをさせてしまいましたことを深くお詫び申し上げます。今後このようなことのないよう、細心の注意を払ってアカウントを運営してまいります。この度は、大変申し訳ございませんでした」

   ブックオフグループHD広報は24日、「このたび、弊社運営店舗のツイッターアカウントにおいて、配慮に欠ける不適切な表現がございました。当該投稿は削除しておりますが、深くお詫び申し上げます」とJ-CASTニュースの取材に伝えた。

「注意喚起の仕方や表現が不適切であった」

   経緯としては、22日に当該店舗で実施したトレカ大会に際し、店舗を利用した客から「会場内のニオイ」に関する指摘を受けた。そのため店舗担当者が大会参加時の注意喚起をツイートしたが、

「一部、配慮に欠ける不適切な表現がございましたので、投稿を削除するとともにお詫びの投稿するよう指示をいたしました」

と広報は説明する。悪臭に関する苦情件数は伏せるも、「お客様よりご指摘をいただくことはございます。しかしながら、本件は注意喚起の仕方や表現が不適切であったと認識しております」。今後も、体臭により大会参加や販売・買取を断る可能性があるかは回答がなかった。

   下記のように伝え、「引き続き、多くのお客様が快適に店舗をご利用いただけるよう努めてまいります」と述べた。

「弊社ではSNSガイドライン、ソーシャルメディアポリシーを定めておりますが、今後、同様の事象を発生させないよう、ツイッターを含むSNSガイドラインを再徹底し、再発防止に努めてまいります」
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