ビッグモーター兼重氏、除草剤疑惑に回答も「待った」かかる 新社長は「実情」吐露

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   損害保険会社に保険金を不正請求した中古車販売大手のビッグモーター(東京都港区)が2023年7月25日、東京都内で記者会見を開いた。店舗前の街路樹が除草剤散布により枯死したのではないか、との疑惑も話題にのぼった。

   新社長に就任した和泉伸二専務取締役が、約10年前の話として、環境整備の一環でまいた除草剤が街路樹に影響した可能性を示した。

  • ビッグモーター(写真:つのだよしお/アフロ)
    ビッグモーター(写真:つのだよしお/アフロ)
  • 木が枯れたと話題になった店舗のひとつ、ビッグモーター松本店(C)Google
    木が枯れたと話題になった店舗のひとつ、ビッグモーター松本店(C)Google
  • ビッグモーター(写真:つのだよしお/アフロ)
  • 木が枯れたと話題になった店舗のひとつ、ビッグモーター松本店(C)Google

「甘い認識で除草剤を撒いてしまって」

   会見では、疑惑に関する質問が何度かあがった。

   26日付けで辞任すると公表した兼重宏行社長は、見解を求められた際に「環境整備で...」と応じかけるも、陣内司管理本部長が「認識はしておりますが、きちんと調査をさせていただきまして、適切に処理させていただきたい」と割って入った。

   その後、兼重氏は改めて、「除草はやりますのでそれでなったのか...枯らすようなことは普通やりませんよね、見栄えも悪いですし」と述べる。除草に関して細かい指示を出すのかは、「全くありません。現場で判断してやります」。

   和泉氏が言及する場面も。環境整備点検において、全店で毎朝、歩道を含む出入り口前後10メートルにわたり雑草やゴミなどがあれば取り除くとし、

「そのなかの一環で街路樹の中に生えている雑草に対して、本来は手で抜けば良いんですけれども、甘い認識で除草剤を撒いてしまって、それが緑地帯の植木だったり街路樹だったりというものに対して影響を与えてしまったということはあると思うんです」

と述べ、「かれこれ10年くらい前の話だと思うんですけれども、いま現時点ではもちろん、そういった指導はしておりませんし、そういった常識もあわせ持ってるつもりではおります」と補足した。

   今後の対応について陣内氏は、事実確認を進めたのち「適切に対処させていただきたい」と伝えている。

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