「偽装結婚」なぜ応じる人がいる? 「自ら警察相談で逮捕」報道で注目...弁護士が語る実態

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婚姻関係を解消するには

   偽装結婚をしてしまった人が婚姻関係を解消するにはどうしたらよいのか。水谷弁護士は「婚姻意思がないのに偽って結婚した場合は、婚姻無効の裁判を提起すること等が考えられます。刑事事件になった場合は、捜査機関から自治体へ連絡が行くなどして何らかの形で戸籍の訂正がなされるのではないでしょうか」とした。

   今回の事件では、フィリピン人女性と婚姻関係を結んだ男性が別の女性との結婚を希望したために警察に相談したと見られる。偽装結婚をした人が婚姻関係を解消しないまま、別の人と事実婚のような関係になった場合はどうか。水谷弁護士は「先ほど述べた、婚姻無効の裁判を提起すること等が考えられます。その後、結婚することが考えられます」と言い、婚姻無効にして事実婚の人と結婚することも不可能ではないとした。

   仮にこのケースで男性が亡くなった場合についても話を聞いた。水谷弁護士は「相続の問題が生じます。状況にもよりますし、複雑な話ですので、一概にこうだとは言いにくいです」とした。

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