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「本当にひどい態度」「信じられない」　女子テニス「ボール跡もみ消し」騒動に現役選手から批判

2023.07.21 18:28
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   女子テニスのハンガリアン選手権におけるアマリッサ・トート（ハンガリー、20）のプレー中の行為に対して現役選手から批判の声が上がっている。

   女子シングルス1回戦が2023年7月18日、ハンガリー・ブダペストで行われトートが張帥（中国、34）と対戦し、張の棄権により勝利した。物議を醸しているのが第1セット第11ゲーム途中におけるトートの行為だ。

  • 張選手（写真：新華社/アフロ）
    張選手（写真：新華社/アフロ）
  • 張選手（写真：新華社/アフロ）

抗議する張にトートファンからブーイング

   ゲームカウント5－5の接戦の中、張がライン際に放ったショットはアウトと判定され、この判定を不服とした張は主審に抗議した。判定は覆らなかったが、その後トートがライン際に歩み寄りコートについたボールマークを足でもみ消した。

   チェコ共和国のスポーツメディア「iSport.cz」（WEB版）によると、張は「待って、待って、待って。そこにそのマークを残して。あなたは何をしているの？なぜこんなことをするの？」と呼びかけると、トートは「あなたがトラブルを起こしているからよ」と答えたという。

   張は主審にトートの行為に関して抗議するも聞き入れられず、抗議している最中、スタンドからトートを応援するファンから張に向けてブーイングが飛んだという。

   このゲームを落とし失意の張はベンチでパニック発作を起こし、本人が試合続行不可能と判断して棄権を申し入れた。

   張の地元中国では複数のメディアがトートの行為に対して批判的な論調で伝え、国内のSNSでも批判的な声が上がっているという。

   テニス界では世界トップレベルの現役選手から批判的な意見が上がっている。

   22年全仏オープン女子シングルス4強のダリア・カサトキナ（ロシア、26）は19日にツイッターを更新し「対戦相手（トート）のあのリアクションは何なんだ、信じられない。非常に悪いレフェリー、非常に悪いスポーツマンシップ」とのコメントを投稿した。

   地元オーストラリアで人気を誇るプロ選手のアジュラ・トムリャノビッチ（30）はツイッターに「本当にひどい態度。シュアイ（張）は、（試合後）レフェリーとあの女の子（トート）と握手を交わした良い人です」などのコメントを投稿した。

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