元官房長官長男に官僚ツイッタラー 次期衆院選、「大物候補者」続々参戦

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東京6区、河村建一氏擁立に立憲は不快感

   6区(世田谷区の一部)も混沌とした戦いになりそうだ。7月19日には、日本維新の会が河村建夫・元官房長官(80)の長男・建一氏(47)を6区に擁立することを発表。6区は、17年、21年の2回連続で立憲の落合貴之氏(43)が自民の越智隆雄氏(59)を破って当選。越智氏は2回とも比例東京ブロックで復活当選している。21年の得票数を見ると、落合氏11万169票に対して越智氏10万5186票と、きわめて接戦だった。

   当時の維新の候補者の得票は5万9490票にとどまっていたが、建一氏は建夫氏の秘書を務めた後に21年の衆院選と22年の参院選に出馬した経験があり、7月19日に記者会見した藤田文武幹事長によると「政治経験も豊富」で「非常に良い人材」。維新は21年よりも票を伸ばす可能性がある。

   現職を抱える立憲は票を削られる可能性があり、不快感を隠さない。泉健太代表は7月21日の記者会見で6区の動向について問われ、維新を「基本的に自民党に寄り添っている、自民党に近い政党」と表現し、

「必ずしも野党の議席が伸びればいいというふうには思っていないところはあって、他の野党を、いかに打撃を与えて自民党とうまくやるか、そういうことを考えているんじゃないでしょうかね?」

と述べた。

(J-CASTニュース編集部 工藤博司)

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