一部利用者のマナーが問題視され、7月に事故報道も相次ぐ
キックボード男性に遭遇したときは、110番通報をしなかったというが、「もし、この動画の後にキックボード側による事故が発生してたら警察への提供を考えます」と明かした。
この男性に対しては、「いきなり交差点から車の横を通り抜けていったのでビックリしました。接触事故になりそうで恐怖を感じました。ルールを守って走行して欲しいですね」と苦言を呈している。
大丸前の交差点を管轄する大阪府警の南署は7月20日、取材に対し、動画については、情報が寄せられておらず確認できていないと答えた。同署によると、一般的に、「自転車を除く」とされていない一方通行路を電動キックボードが逆走すれば、道交法違反(一方通行違反)になる。
電動キックボードをめぐっては、一部利用者のマナーが問題視され、7月に入って、事故も相次いでいる。
東京都内では、男子大学生が酒を飲んで電動キックボードに乗ってタクシーに追突し、警視庁が酒気帯び運転の疑いで書類送検する方針と報じられた。また、TBSのウェブ版ニュースによると、22歳の男性が電動キックボードで歩道を走って5歳の男児に接触して軽いケガを負わせ、警視庁が時速6キロを超えて歩道を走った道交法違反の疑いも視野に調べるとされている。
電動キックボードについて、ツイッター上では、3人組が赤信号を無視したうえ蛇行して走ったり、男女が夜などに2人乗りしたりする様子などを撮った動画が他にもいくつか投稿されている。規制が緩和されたことによって、危険走行も目立っているとして、対策を求める声が強くなっているようだ。
(J-CASTニュース編集部 野口博之)