5歳児が富士山挑戦→体調崩し救助要請 「泣きながら登るの見たことも...」環境省が明かす親子登山の実情&リスク

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「行事で登る幼稚園はあるが、順応できない恐れもある」

「レアなケースですが、東京の幼稚園では、富士山の頂上まで行事で登るところもあります。大変なことではありますが、登れないわけではありません。子供は意思を口で伝えるのが難しいので、大人がうまくコントロールして、様子を見ながら無理しないよう登っているということだと思います」

   子供は、まだ心肺機能も弱いだけに、リスクもあるようだ。

「急いで登ったりすれば、順応できずに高山病になる恐れがあります。子供が先に行ってしまったり、しんどくて泣きながら登ったりするのを見たこともあります。ご来光を見るために夜中に登れば、子供に楽しい体験でなくなります。そもそも、子供が飽きずに10時間も登り続けるのはかなり大変でしょう」

   ただ、富士山登山に年齢制限はなく、何歳以上から大丈夫などと線引きするのも難しいとした。

「医学や登山の専門家ではないので目安は設けていませんが、親が連れて行きたいだけで来ていただきたくないと思っています。何歳から登れるのか、登山ガイドの方などに伺うのがいいでしょう」

   今回の救助要請については、下りてから治っていることから、高山病の可能性が大きいとみている。子供3人を連れて登ったことについては、「一番体力が弱い子供に合わせて歩くため、他の子供が先に行って迷子になることも想定されます。目を配るのも大変だと思います」としたが、親子にどのような経験があったかなどが分からないので、判断は難しいとした。

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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