きょう2023年7月19日に球宴1戦目がバンテリンドームで開催される。あす20日の2戦目はマツダで開催予定。雨天延期の場合は翌21日に開催され、シーズンの後半戦が22日に再開されるというハードスケジュールになる。
スポーツ紙記者は、球宴の2試合制に疑問を投げかける。
「球宴に選ばれるのをステータスに感じない選手が増えている」
「スポンサーの問題などあるかもしれないが、球宴は1試合でいいのでは。交流戦が定着してセパの選手たちが戦う球宴の新鮮味がファンの間でも薄れている。選手たちも後半戦に向けて疲れが取れません、両軍の指揮を執るヤクルトの高津臣吾監督、オリックスの中嶋聡監督は故障させないように起用法で神経を使うでしょう」
球団別の出場選手数を見ると、ファン投票で大量選出された阪神が最多の11人、オリックス、DeNAが8人、ソフトバンクが7人で続く。球界関係者は「球宴に選ばれるのをステータスに感じない選手が増えている」と明かす。
「球宴出場を熱望し、プラスワンで選出されたDeNAのトレバー・バウアーは珍しいケースです。前半戦は好成績を残して球宴に選出されなかったけど、後半戦に向けて休養に充てられると前向きに考えている選手が少なくない。シーズンで結果を残すことが重要ですから。球宴が選手の負荷に感じるようなイベントになったら本末転倒です」
昨年の球宴1戦目ではプラスワン投票で初出場した日本ハム・清宮幸太郎が同点の9回に左中間スタンドへサヨナラ本塁打。最優秀選手賞(MVP)に選ばれて盛り上がったが、選手のコンディションを考えると球宴のあり方を見直す時期かもしれない。(中町顕吾)