秋田豪雨取材で乗ったタクシー冠水、コンビニで一夜 「Mr.サンデー」に批判...フジ「意識を高めてまいります」

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「災害取材には細心の注意を払っておりますが...」

   これらの投稿は、多くの「いいね」が押されており、「一般の民間人を巻き込む危険な取材」「これ放送しちゃうのやばいな」「いい加減こういう報道、やめないか?」などと、フジテレビの危機管理に疑問を投げかける声が相次いでいる。

   タクシー会社でつくる秋田県ハイヤー協会の担当者は7月18日、J-CASTニュースの取材に対し、番組側がタクシーを利用した15日は、車の水没が相次いだことから、早ければ18時ごろ、遅くても21時ごろには、タクシー会社が営業を止めていたと明かした。

   番組の取材班がいつ空港からタクシーに乗ったのかは不明で、協会担当者は、こう話した。

「恐らく、そのタクシー会社は営業していたので、取材班の方が乗られたのでしょう。無理な運転をお願いされたといった情報は聞いていません。テレビ局に非があるかどうかは、判断しかねます。運転手は、走り慣れた道なので大丈夫だと思って走ったのかもしれません。こんな冠水被害は、初めての経験ですので、危険だとの判断がなかなか難しかったのだと思います」

   秋田市内の道路冠水で、協会のタクシーは、18日昼過ぎまでに19台の水没が分かった。他に2台が、車庫に戻った後に電気系統に入った水の影響で運行不能となったという。水没した車両は、ほぼ廃車になるといい、今後はタクシーの配車に問題が出てくる恐れがあるとしている。番組が利用したタクシーが水没して廃車になったかどうかなどの情報は入っていないという。

   番組のタクシー利用などが適切だったのかについて、フジテレビの企業広報部は18日、取材に対し、次のようにコメントした。

「取材の詳細についてはお答えしていませんが、最寄り駅から宿泊先に移動中、タクシーが急な冠水に遭遇し、その模様を撮影したものです。タクシーが動かなくなったため、コンビニエンスストアのご厚意で、水がひくまで待機場所を提供していただきました。災害取材には細心の注意を払っておりますが、想定を超えた事態にも対処できるよう、意識を高めてまいります」

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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