阪神首位でも「大きな誤算」「助っ人と言える数字ではない」 どうなるセ優勝争い、元巨人コーチが展望

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「ディフェンス面でのプラスを考えると...」

   橋上氏はシェルドン・ノイジー外野手(28)とヨハン・ミエセス外野手(28)の両外国人選手を「大きな誤算」と評し、「助っ人として獲得しているわけなので攻撃面での上積みがほしい。現状では助っ人と言えるような数字ではない」と指摘した。

   そして「阪神は得点(304点)が失点(254点)を50点上回っている。得失点でいうと阪神だけ抜けている。それだけ投手力が安定している証。この状況で両外国人選手が打てるようになればかなり変わってくるでしょう」との見解を示した。

   優勝争いに関して橋上氏は「ディフェンス面でのプラスを考えると、阪神と広島が優勝に近いチームという感じがする」とする一方で、「潜在的な戦力ではDeNAが阪神と広島を上回っている」と高く評価した。

   DeNAの課題としたのは、抑えの山崎に代わる投手とタイラー・オースティン外野手(31)の復調だ。山崎は今季33試合に登板して20セーブ3ホールド6敗。15日の広島戦ではセーブに失敗し、スポーツ紙などの報道によると三浦大輔監督(49)は山崎を配置転換する方針を明かしたという。

   今季4年目のオースティンは右肩鎖関節の捻挫で6月20日に出場選手登録を抹消され、現在は2軍で調整している。今季は22試合の出場にとどまり打率.277、6打点で本塁打はゼロだ。

   橋上氏は「懸念していた抑えの山崎投手が広島3連戦初戦の9回に試合をひっくり返された。これはチームにとって非常にこたえたでしょうし、これが3連敗につながったと思います。山崎投手本人も不安でしょうから違うポジションを与えることでプラスの面が出てくるでしょう。攻撃でいえば今季期待に応えられずにいるオースティン選手です。オースティン選手が戻ってきてきっちり打線にはまれば大きなプラスになる。今いるメンバーのプラスアルファとして考えられるのはオースティン選手です」との見解を示した。

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