「129日前の私!まじで状況変わったよ!」 どん底から注文殺到へ...1本のツイートで激変した切子作家の人生

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「そろそろ切子一本でやっていきたい」

   ツイート後、オンラインショップで販売していた商品は軒並み完売した。ともかさんは、この時受けた依頼がまだ残っているとして7月中に終わらせたいと意気込む。

「3日ほどオーダーが殺到し、2、30件ほど引き受けたと思います。オーダー商品はダイレクトメッセージで相談しながら制作を進めるので時間もかかります。『私の手には負えないかも』と思い、途中でストップさせていただきました。
オンライン商品の発送手続きなども急に忙しくなり、これは大変だと思いながら過ごしていました。嬉しい悲鳴ですね」

   7月5日に開いた個展にもたくさんの人が訪れ、ともかさんはツイッターでこう振り返った。

「129日前の私!!!!まじで状況変わったよ!!たくさんの人に見つけてもらえたよ!!!おつかれ!!ありがとう!!」

   大きな反響に手ごたえを感じ、ともかさんは「そろそろ切子一本でやっていきたい」と希望を抱く。

「切子一本でやっていけそうなほど忙しくなって、心に余裕が出てきました。おかげさまで心身健康に制作に取り組めて、とても充実しています」

   ともかさんの作品をきっかけに切子を知ったとする人もいたといい、ともかさんは「切子自体にも伸びしろがあると感じました」と語る。

「伝統工芸で知られている切子ですが、ガラス工芸の大きなジャンルの1つでもあります。私は伝統的なものとはまた違った、切子やガラスの魅力的な一面を見せていけたらいいなと思います」
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