メスとされていたアメリカビーバー、実はオスだった! まさかの事実が話題、動物園が明かす発覚のきっかけ

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オスだと発覚した経緯は

   なぜおはぎはもともとメスとされていたのか? 同園は取材に対し「最初のレントゲン検査では、おはぎの陰茎骨がほかの骨と重なってしまったのだと思われます」と回答。陰茎骨の有無で判定するため、オスの確定はしやすいがメスは確定が難しく、同園では過去にも一度、メスとされていたビーバーが後にオスだとわかったことがあったという。

   また検査方法について「雌雄判別の方法は、レントゲン、触診、エコーの3つがあります。触診は診察した者にしかわからず客観性がないこと、動物が嫌がるケースも多いことから見送り、エコーは当園には設備がないため、レントゲンでの検査をしました」とした。

   オスだと発覚したきっかけは、父親ナツの行動にあったという。同園によると、2022年10月にリニューアル工事による休園に入った同園は、アメリカビーバーの繁殖を制限するため、繁殖期である冬の間ナツを隔離していたという。同園は「繁殖期が終わり、ナツを戻したところ、おはぎが怖がるような様子を見せたので、プールの水を抜くなどしてみました。でも翌日、ナツがおはぎを追い回すような行動を見せたんです。ビーバーは縄張り意識が強いため、『自分のテリトリーにほかのオスがいる!』と警戒したのではないでしょうか」とした。

   ナツはペアであるあずきに対しては、最初は警戒している様子だったものの、数時間で仲良く毛づくろいをするようになったという。その後、おはぎ以外の3匹とも一緒に寝るようになったとのことだった。

   そこで再度レントゲン検査をしたところ、オスであることが発覚したという。これを受け、もともと「オスのアメリカビーバーがいたら受け入れたい」と話のあった市原ぞうの国へ引っ越すことが決まったとした。

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