YouTuberのシバターさんが、焼肉店「牛宮城」に爆破予告した12歳の小学生が自身のファンだったと話していたことを受け、同店に共同出資する元「雨上がり決死隊」の宮迫博之さんとYouTuberのヒカルさんに謝罪した。
「わたくしのファンが多大なるご迷惑を...」
「牛宮城」をめぐっては、宮迫さんが2023年5月29日までに、ヒカルさんの動画コメント欄に爆破予告とされる書き込みがあったとして警察に相談。しかし、犯行予告で指定された時刻を過ぎても異常が見られなかったため、警察の指導のもと安全確認をしたうえで、通常営業を再開していた。
その後、宮迫さんは7月10日に公開した動画で、問題の書き込みを行った犯人から「直接お話がしたい」とアプローチがあったため、ヒカルさんとともに電話をかけた。対話を進める中で、犯人が小学校に通う12歳の少年であり、シバターさんのファンであると判明。ヒカルさんが犯行に及んだ理由について「シバターも悪口よく言っとるし、悪口言って良いんだっていうそういう軽いノリってことやろ?」と確認すると、「そうです」と答えていた。
そうした経緯を踏まえ、シバターさんは12日に「牛宮城に爆破予告した犯人が僕のファンだった件について」と題した動画を公開。一連の経緯に触れた上で、「わたくしの動画に影響を受けた、わたくしのファンが宮迫さん、ヒカルさん、そして牛宮城に多大なるご迷惑をおかけしまして誠に申し訳ございませんでした」と、深々と頭を下げた。
「自分のリスナーを教育していきたい」
続けて、自身の活動において、動画の中で炎上している人をおちょくることはあるとしながらも、殺害予告や爆破予告など、法に触れることは一貫してしていないと主張。その上で、問題の少年は「ふわっとしたイメージでシバターというものを捉えている」とし、「炎上している人には何をしてもいいんだ、炎上している人には悪口を言ってもいいんだ、アンチコメントをしていいんだ、殺害予告をしていいんだっていう。何か悪いことをして炎上している人には攻撃してもいいという。これまた、なんとなくふわっとした概念で行動しちゃっていると思う」と、行動原理を分析した。
さらに「僕は炎上系YouTuberですけど、僕がやってることっていうのが100%伝わっていなくて。なんとなくふわっと、『シバターみたいなのがアリならこういうこともやっていいに違いない』みたいな感じで、社会に悪を生み出している部分があるように僕は思います」とシバターさん。
「僕の動画を普段見てくださっている方々に僕の価値基準、価値観を今一度教えて、『マネするなよ』『こういうことは本来だったらマイナスになることなんだよ』と言うことを含めて、自分のリスナーを教育していこうと今回の件で思いました」としながらも、「いい迷惑ですけどね。12歳の子に僕の名前を出されて『シバターの影響で...』みたいなことがネットニュースに踊るわけですよ」と本音を吐露した。