タレントのryuchell(りゅうちぇる)さん(27)の死去は、2023年7月12日から13日にかけて、海外のメディアでも広く伝えられた。
そのほとんどが離婚後の容姿の変貌ぶりや、「日本で最も影響力のある性的少数者(LGBT)」といった活動ぶりを伝える内容だが、ryuchellさんがネット上で苛烈な攻撃を受けていたことを指摘するものも多い。
スピード離婚後は「女性として世間と向き合っていた」
中国や香港では、モデルのpecoさん(28)との離婚後の容姿の変化が主に報じられた。中国では、ポータルサイト「新浪」の芸能ニュースでryuchellさんの死去を報道。
「離婚後の彼の姿は過去とはかけ離れ、長髪のポジティブガールに変貌し、日本のネットに衝撃を与えた」
などと伝えた。香港のニュースサイト「香港01」は、
「2022年に電光石火のスピード離婚をし、それ以降は女性として世間と向き合っていた」
と報じた。
台湾や韓国では、その後のネット上の反応に触れた報道も目立った。台湾の自由時報は、離婚後の動向について
「ryuchellはより女性らしい服装になり、イケメンに変身したが、日本のネットユーザーからは『自分勝手すぎる』『妻子を捨てた』との批判が絶えなかった」
と指摘している。
台湾のニュースサイト「娯楽星聞」では、ストレッチャーに乗せられたryuchellさんの遺体が、警察官によってブルーシートで覆われながら車に運ばれる写真つきで報じた。日刊スポーツのウェブサイトからの転載だとみられ、「娯楽星聞」に載っている写真には「写真:日刊スポーツ」のキャプションがついている。