山下達郎に「無理がある」「開き直りですよね」 音楽YouTuberが猛批判したラジオ発言「紛れもなく忖度」

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   音楽YouTuber・みのさんが2023年7月10日に公開した動画で、メディアでジャニーズ事務所創業者の故ジャニー喜多川氏による性加害問題について言及した音楽プロデューサーの松尾潔氏と、芸能事務所スマイルカンパニーとの契約が終了した騒動をめぐるミュージシャン・山下達郎氏のラジオ発言を紹介しつつ、「紛れもなく忖度、そして長い物には巻かれるものだと私は考えます。というか、これはもう開き直りですよね」などと見解を示した。

  • みのさんのInstagramより(@lucaspoulshock/一部加工)
    みのさんのInstagramより(@lucaspoulshock/一部加工)
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「フラットに接して知るタイミングだったんじゃないのか」

   松尾氏は7月1日、「15年間在籍したスマイルカンパニーとのマネージメント契約が中途で終了になりました」とツイッターで報告。「私がメディアでジャニーズ事務所と藤島ジュリー景子社長に言及したのが理由です。私をスマイルに誘ってくださった山下達郎さんも会社方針に賛成とのこと、残念です」などと明かした。

   山下さんは7月9日放送のラジオ番組「山下達郎の楽天カード サンデー・ソングブック」(TOKYO FM)で、松尾氏について「ジャニー喜多川氏の性加害問題に対して憶測に基づく一方的な批判をしたことが契約終了の一因であったことは認めますけれど、理由は決してそれだけではありません」などと反論した。

   音楽YouTubeチャンネル「みのミュージック」を運営するみのさんは10日、「山下達郎氏の発言について」と題した動画をYouTubeで公開。山下さんがラジオで発言した複数のコメントを引用しながら、自身の見解を示した。

   松尾氏のジャニーズ性加害問題に関する発言に関し、みのさんは今まで報じられてきた問題の経緯を説明し、「これらを憶測に基づいた批判と片付けてしまうのは、ちょっと無理があると思うんですよ」と見解を示した。

   山下さんの「音楽業界の片隅にいる私にジャニーズ事務所の内部事情など全く預かり知らぬことですし、まして性加害の事実について私が知るすべも全くありません」というラジオ発言を引用し、みのさんは次のように述べた。

「知らなかったからこそ、自身と深いビジネス的関係にあるジャニーズ事務所を取り巻くこの巨大事件、フラットに接して知るタイミングだったんじゃないのかなって思います」

「これはもう開き直りですよね」

   みのさんは「山下氏が性加害を容認しているんじゃないかっていうことを言いたいんじゃなくて、知ろうとしてくださいって僕は言いたいんですよ」と主張。山下さんの「憶測に基づく一方的な批判」という発言に「結構ゲンナリした部分があった」と話した。なお山下さんはラジオで「私は性加害を容認しているのではありません」と明言している。

   その後、動画でみのさんは山下さんがジャニー氏への尊敬を述べた発言を引用。ラジオでは「数々の才能あるタレントさんを輩出したジャニーさんの功績に対する尊敬の念は今も変わっていません。私の人生にとって1番大切なことはご縁とご恩です」などと述べていた。

   みのさんは「このタイミングでのこういった発言はちょっと驚きましたね」とし、以下のように指摘した。

「こうした業界の姿勢が、性加害問題が見て見ぬふりをされる、そんな空間を作り上げる一因になってしまったのではないかと思います」

   みのさんは山下さんの音楽が好きだとしつつも、山下さんの「このような私の姿勢を、忖度あるいは長いものに巻かれているとそのように解釈されるのであれば、それでも構いません。きっとそういう方々には私の音楽は不要でしょう」という発言に、驚きを露わにした。

「これまでのジャニーズ事務所、性加害問題への批判、そして被害者たちの勇気ある告発など、これらを『憶測に基づいた批判』と一蹴してしまう山下氏の姿勢、これはもう紛れもなく忖度、そして長いものに巻かれるものだと、私は考えます。というか、これはもう開き直りですよね」

と厳しく批判している。

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