山下達郎の物議醸した「最後の一言」、違和感の正体は? 「おこがましい言い方やけど...」ロザンが直言

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   お笑いコンビ「ロザン」が2023年7月11日にYouTubeに公開した動画で、メディアでジャニーズ事務所に言及した松尾潔氏と所属事務所のスマイルカンパニーとの契約が終了した騒動をめぐる山下達郎のラジオ発言について「辻褄が合ってない」などと疑問を呈した。

  • 山下達郎「SOFTLY」(Amazonより)
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「ジャニーさんのプロデューサーとしての才能を認めることと、社会的・倫理的な意味での性加害を容認することとは全くの別問題」

   スマイルカンパニーをめぐっては、松尾氏が1日にツイッターで「15年間在籍したスマイルカンパニーとのマネージメント契約が中途で終了になりました。私がメディアでジャニーズ事務所と藤島ジュリー景子社長に言及したのが理由です。私をスマイルに誘ってくださった山下達郎さんも会社方針に賛成とのこと、残念です」と投稿。

   スマイルカンパニー側も5日付で松尾氏との業務委託契約の終了について反論する声明を公開。松尾氏から批判を受けた山下さんは、ラジオ番組「山下達郎の楽天カード サンデー・ソングブック」(TOKYO FM)に出演し、契約終了の判断を行ったのは社長であり、山下さんは無関係だとし「そもそも彼とは長い間会っておりません。年にメールが数通という関係」などと説明した。

   山下さんは「性加害が本当にあったとすれば、それはもちろん許し難いこと」としつつジャニー氏への感謝などを語り、「私が一個人一ミュージシャンとしてジャニーさんへのご恩を忘れないことや、それからジャニーさんのプロデューサーとしての才能を認めることと、社会的・倫理的な意味での性加害を容認することとは全くの別問題だと考えております」と主張した。

   視聴者に対し、「このような私の姿勢を忖度、あるいは長いものに巻かれているとそのように解釈されるのであれば、それでも構いません。きっとそういう方々には私の音楽は不要でしょう」と突き放すような発言を行い、物議を醸していた。

「辻褄が合ってないって思うんやけど、どう?」

   ロザンの2人は、ジャニー氏をめぐる性加害疑惑をめぐり、作品と制作者は別物と考えるか、制作者が作品自体にも影響すると考えるかは個人の自由だとした。

   菅広文さんは「山下さんは『切り分けて考える』とおっしゃられてて、その考え方は別に僕は否定しない」としつつ、「僕が引っかかったのは、山下さんがおっしゃられた『忖度をしてると思われるかもしれない』と。『そう思われる方には私の音楽は不要だ』っておっしゃってるね。それ僕の中で繋がってないんですよ」と腑に落ちない部分があるとした。

「作品と人間性を分けるって言ってたやん、ご自身が。でも、『僕のことを忖度する人間だって思うんやったらば、私の音楽は不要です』ってことは、繋がってるわけ。辻褄が合ってないって思うんやけど、どう?」

   宇治原史規さんは記事を読んだのみで、ラジオを聴いたわけではないとして「どれぐらいのトーンっていうか、どれぐらいのテンションで(言ったんだろう?)」とした。「『そんなこと言うなら聞かなくていいよ』という意味なのか、『そのご意見も分かります』と。『残念ながら、僕の音楽はそういう方々には不要なんだと思います』っていう感じなのか、ちょっとニュアンスによって(見解が変わる)」と腕組みした。

   「要は辻褄が合ってるかどうか」とする菅さんに、宇治原さんは「いろんなもんと作品は別に考えようという話を元々してたのに、その話はひとつ辻褄が合わないね」と頷いた。

   菅さんは山下さんの主張について「じゃあ、(山下さんにも)『いろんな問題がありましたよね。じゃあ聞きません』はもうOKってことよね」とし、「それでも『別個に考えましょうよ』と言うならわかる」「繋がりとしては辻褄が合ってないなって感じ」と疑問が拭えないとした。

   菅さんは、作品をどう扱うかはあくまでも受け取る側の自由だと主張。「我々に聞くか聞けへんかっていう権利があるやん。それは人それぞれ、様々でいいと思う」とした。

   山下さんの言葉選びについて、「おこがましい言い方やけど、プロ対プロで見るから。言葉のチョイスは絶対必要やと思うねん。ってなった場合はちょっと、僕の中では(疑問に思った)。そこがみんながひっかかっているところではないか」とも語っている。宇治原さんも「最後の一言で印象が変わったという意見も僕も見ました」とした。

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