浅野翔吾、デビュー戦で見えた「課題」 「スイングを見たらキャッチャーは迷うことなく...」元巨人コーチ分析

「キャッチャーは迷うことなくインコースを要求する」

「体に力があるというふうには見えますが、まだ木のバットに対応できていない感じがします。上体が非常に強く、バットが外回りする俗に言うドアスイングです。特に左投手の中に入ってくるボールに対しては、ほぼほぼ詰まるだろうという打ち方ですね。上体が強すぎるあまりに上体に頼ったバッティングをしている。第1打席の2球目にバットが折れたのは、明らかにバットが外回りしているから。あの球威のあのコースでバットが折れるようであれば、今後もかなりの数のバットを折るだろうと思います」

   さらに「浅野選手のスイングを見たらキャッチャーは迷うことなくインコースを要求するでしょう。インコースがさばけないのが一目瞭然ですから」と続けた。

   浅野は今季イースタンリーグで50試合に出場して打率.240、4本塁打21打点を記録。7月7日に出場選手登録され1軍に合流した。

   橋上氏は今後に関して「木のバットに対応するにはまだまだ時間がかかると思います」とし、「1軍クラスの投手を肌で感じて、さらに身につけないといけない技術など自分自身で課題を見つけて修正していくことが必要になる。ドラフト1位ですから将来的にはレギュラーとして育ってほしいという思いがあるはずなので、2軍できっちりと木のバットに対応できる打ち方を身につけたほうが良いと思います」との見解を示した。

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