巨人・菅野智之、無失点快投で復活の兆し 背景に何が?「うまくモデルチェンジした」の指摘

建築予定地やご希望の地域の工務店へ一括無料資料請求

   巨人・菅野智之が復活の兆しを見せている。

   2023年は右肘の張りや首の寝違えなどで出遅れ、1軍合流は6月に入ってからと出遅れたが、同月11日のソフトバンク戦(ペイペイドーム)で5回2失点にまとめて今季初勝利をマーク。その後も先発で安定した投球を続けている。7月8日のDeNA戦(東京ドーム)では7回6安打無四球無失点の快投で2勝目をマークした。

  • 菅野智之(写真:アフロスポーツ)
    菅野智之(写真:アフロスポーツ)
  • 菅野智之(写真:アフロスポーツ)

「まだまだここから状態を上げていくと思います」

   スポーツ紙デスクは菅野の投球をこう分析する。

「以前のような力で制圧する投球スタイルは限界を感じていたと思います。うまくモデルチェンジして変化球を駆使しながら抑えている。菅野は制球力が良い投手で抑える術を知っている。直球も球速は140キロ台ですがキレが出て押し込めるようになってきた。まだまだここから状態を上げていくと思います」

   巨人のエース、球界のエースとして長年活躍してきた実績は申し分ない。最多勝3度、最優秀防御率4度、最多奪三振2度と相手打線を圧倒する投球を続けてきたが、近年はマウンド上のパフォーマンスに陰りが。故障で戦列を離れることが多くなり、21年は自己ワーストの6勝に終わり、昨年も10勝と全盛期に比べると物足りなさが残った。

   長年先発でフルに投げ続けた勤続疲労もあるだろう。中田翔、丸佳浩と同世代の33歳でベテランの域を迎えている。だが、制球力と変化球に磨きをかければまだまだ勝てる。貯金2とチームは勢いに乗り切れないが、首位・阪神に4.5ゲーム差と逆転可能な位置につけている。帰ってきたエースが白星を積み重ねられるか。菅野の活躍が巨人の運命を大きく左右する。(中町顕吾)

姉妹サイト